江戸川区 Rマンション 修繕工事
江戸川区の3階建てマンションの共用階段塗装及び1階エントランス床改修工事を行いました。
工事情報 | |
共用階段塗装 | 1階エントランス床改修 |
構造 | 3階建て RC造 |
工事前
工事後
工事の特徴
鉄骨階段の塗装・下塗り/中塗り/上塗りについて
【下塗り】
下塗りではサビ止め用の塗料を施すのが一般的です。主に「エポキシ樹脂系」という塗料が使われ、刷毛やローラーを用いて塗装します。
【中塗り&上塗り】
中塗りでは下地を保護する塗料を使い、上塗りにも同じ塗料を用います。
塗料の種類は色や価格などさまざまですが、耐久性を求めるのであれば「シリコン塗料」「フッ素系塗料」が代表格となります。今回はシリコン塗料を塗布しました。
工事の様子
【共用階段の塗装】
ケレン
鉄部をヤスリで擦り、汚れや錆を落とし塗料の付着をよくする作業です。
錆止め塗料塗布
金属の表面に皮膜を形成し、錆の原因である水や酸素を遮断・除去することで錆や腐敗を防ぎます。
シリコン塗料を2回塗り(1回目)
鉄骨階段に錆止め塗料を塗った後、シリコン塗料を塗布していきます。
シリコン塗料を2回塗り(2回目)
シリコン塗料を2回塗布することで、必要な塗料の厚みが確保されます。
工事完了
工事完了後の写真です。次の改修工事の時の参考になります。
【エントランス床張り替え】
①既存床シート撤去
既存のシートを撤去したら、砂埃や汚れを除去してきれいな状態にします。
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②長尺シート(防滑性ビニル床シート)を貼る
裁断が終わったシートを観音開きにして接着剤を塗布する準備をしています。 専用クシベラで接着剤を塗布して、空気を抜きながらシートを貼っていきます。 |
②長尺シート(防滑性ビニル床シート)を貼る
裁断が終わったシートを観音開きにして接着剤を塗布する準備をしています。 専用クシベラで接着剤を塗布します。 |
③長尺端末部にシーリング注入
気泡を巻き込まないようにシート端部及び壁際に注入していきます。
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④シーリングヘラ押さえ
シーリング注入後、直ちにヘラで平滑に仕上げます。 |
⑥工事完了
工事完了となります。 |
最後に
鉄部塗装の劣化
外壁塗装全般でいえるのは、塗料の劣化に段階があることです。
外壁塗装は雨や紫外線などにさらされるため、塗料を施すことで「塗膜」と呼ばれる保護効果を持たせることができます。しかし、その効果は半永久的なものではありません。
■ 劣化の確認方法
- 塗膜の艶がなくなり、色褪せなどの症状が出る
- チョーキング現象(手にチョークのような粉が付着すれば、塗り替えサイン)
■ 耐用年数
鉄部のチョーキング現象は、塗装後「3~5年」で発生するといわれているため、塗替え時期は5年が目安になります。
チョーキング現象を放置しておくとサビの発生につながり、ケレン作業を伴うため、工事費用も高くつきます。
■ 色選び
外壁塗装では好みに合わせた塗料を選べますが、鉄部の場合は色が限られることもあります。
理由は、サビ止め用の塗料や補助剤と上塗り塗料の相性にあります。
色選びの際は、塗装業者が提示するサンプルで確認し、好みの色との相性を相談しておくといいでしょう。
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