台東区 ホテルS屋上防水工事
工事情報 | |
防水工事 | |
構造 | ALC造 4階建 |
工事前
工事後
工事の特徴
屋上防水工事を行いました。
防水塗料に関してはダイフレックス株式会社のZHAK-200工法(高反射)で防水層を形成しました。
防水層を形成する前段階で重要なことは、既存の状態を綺麗で平滑な状態に保つことです。
そのうえで防水塗膜を形成すると、既存防水層と新規防水層との密着性が高まります。
防水性能がよくなり耐久年数も格段に上がります。
工事の様子
【屋上防水工事】
既存防水層を清掃し、きれいな状態にします。
高圧洗浄で素地の汚れを落とします。既存の状態を綺麗にしておくことで防水塗料の密着度も高まります。
既存防水層の脆弱部分を補修します。
素地と平滑になるように補修します。
既存のドレン(排水口)を撤去し、改修用ドレンを設置します。
防水塗料を塗布する前段階で改修用ドレンを設置し繋ぎ目をしっかりと保護します。
プライマーを塗布します。次に塗布する防水塗料との密着性を高めるための塗料になります。
防水塗料1層目を塗布します。
ウレタン防水塗料2層目を塗布します。
2層に重ねて塗布することで、既定の防水層の厚みが確保されます。
最後にトップコートを塗布します。防水塗膜を紫外線から保護する役割があります。
工事後の写真になります。
【アルミ笠木ジョイントシーリング】
アルミ笠木の繋ぎ目部分のシーリングが劣化しているため、新たにシーリングします。
笠木の繋ぎ目両サイドにバックアップ材を設置し、繋ぎ目にプライマーを塗布します。
シーリング材を充填します。
充填したシーリング材を平滑に整えます。
シーリング材が充分に固まったら、バックアップ材を取り外します。
この後、アルミ笠木とシーリングの繋ぎ目にもシーリングを充填して完了です。
最後に
ウレタン防水
メリット
- 複雑な場所にも施工が可能
- 工事期間が短いので、コストを抑えることが可能
- 継ぎ目のない、シームレスな防水層の形成が可能
- 防水層が軽量で建物に負担がかかりにくい
- 既存防水層を撤去せず重ね塗りが可能なため廃材が出にくい
デメリット
- 手作業のため、塗膜面の均一性が難しい
- 塗装のムラがある場合、劣化を早める原因となってしまう
- 施工中は雨に弱く、硬化不良の可能性がある
- 定期的にトップコートの塗り替えをする必要がある(5~6年毎)
この記事へのトラックバックはありません。