お客様の声:5点満点中5点を頂きました。
工事情報 | |
防水工事 | |
構造 | 鉄筋造 5階建 |
評価 | 5点 |
工事前
工事後
お客様 アンケート
工事の特徴
[ウレタン塗膜防水]
■仕様:密着工法
■防水材メーカー:株式会社ダイフレックス
[塩ビシート防水]
■工法:機械固定工法
■防水材メーカー:ロンシール工業株式会社
工事の様子
【ウレタン塗膜防水工事】
・工事前の状況
・高圧洗浄作業
施工箇所の表面や既存の防水層の表面はほとんどの場合汚れていて、埃やコケ類が付着しています。このような状況のまま防水層を形成しても、しっかりした施工はできないため、まず最初に行う下地処理作業が非常に重要となる。洗浄を行わずに新たな防水層を作る工事を行うと密着が弱く数年後に剥がれたり、膨れがひどく発生する場合があるので必ず行う必要があります。
・ケレン作業
表面の汚れを落します。このケレン(清掃・下準備)が不十分な場合、表面の仕上がり状態が悪くなり、耐久性だけではなく、またすぐに錆が発生する等大きな問題も発生します。
・既存下地の調整作業
既存下地の不良品(ひび割れ・浮き)の補修をして凸凹をなくします。下地の補修をしっかりと行い、平滑にすることで下地塗料・防水塗料の密着性がよくなり、防水性能も高まります。
・改修用ドレン設置
排水溝の一部を新しいものに付け替える作業です。排水溝の破損・詰まりなどによって、そこから雨漏りが起きないようにします。改修工事では排水溝全体の修繕はできないため、排水溝の先端部分を新たに取り付けます。そうすることによって防水効果が保たれます。
・プライマー塗布
ウレタンとの密着をよくするための接着剤。ボンドのようなものです。ボンドのように、次に塗る防水材を密着しやすくする事と、小さなひび割れなどを補修する重要な作業です。
・入り隅をシーリング
入隅とは平場と立上りの境い目の所です。シーリング材で補強することによって、隅からの漏水を防ぎ、揺れや振動に対して影響を受けやすい部分を守ります。
・ウレタン防水材を塗布(一層目)
ウレタン防水は液体で防水層を形成するので、下地の形状になじみやすく、継ぎ目のない防水層が出来上がります。そのため、複雑な場所でも問題なく施行することができ、防水工事では最も使用される工法になります。
・ウレタン防水材を塗布(二層目)
ウレタン防水は2回塗りをすることで、適正な塗膜厚を確保し、耐久性能を高めます。
・トップコート塗布
ウレタン防水材とは異なり、防水機能のない保護塗料です。日焼け止めに近い意味があります。
・工事完了後
【塩ビシート防水】
・工事前の状況
・脆弱部の補修作業
既存防水層の脆弱部を撤去し、補修します。脆弱部を無視してそのままの状態で上から防水層を作ってしまうと、脆弱部が雨漏り発生の原因となってしまう場合があります。しっかり補修することで新たな防水層と既存下地との密着性を高め、防水性能も高めてくれる、重要な作業です。
・既存下地の調整作業
既存下地の不良品(ひび割れ・浮き)の補修をして凸凹をなくします。下地の補修をしっかりと行い、平滑にすることで下地塗料・防水塗料の密着性がよくなり、防水性能も高まります。
・改修用ドレン設置
排水溝の一部を新しいものに付け替える作業です。排水溝の破損・詰まりなどによって、そこから雨漏りが起きないようにします。改修工事では排水溝全体の修繕はできないため、排水溝の先端部分を新たに取り付けます。そうすることによって防水効果が保たれます。
・ラジアルシート貼り
湿気を逃し、下地の不陸を緩和する働きがあります。床部分に敷き詰めます。
・端部銅板打ちつけ
入り隅に鋼板を取り付けていきます。
・ディスク設置
ディスクを先に固定し、防水シートと接合するため、完成後の意匠性に優れます。
・塩ビシート貼り
大きな床面の仕上げに適しており、同時に硬質で耐久性・耐摩耗性に優れています。
・接合部溶剤溶着
塩ビシート貼り付け後、溶着剤(接着剤)を塗ってシートとシートのジョイント部を張り付けていきます。これでシートとシートを一体化させます。
・外周入隅、出隅溶剤溶着
コーナーにパッチを張ります。
・端部シーリング作業
端末は平面部分よりも劣化しやすいです。入シーリング材で補強することによって、隅からの漏水を防ぎます。
・加熱融着→押さえ込み
取り付けたディスクと塩ビシートをヒーターの熱でくっつけます。加熱が完了したら冷圧着していきます。
・工事後の状況
最後に
「既存の塩ビシート防水の上にウレタン塗膜防水はできるの?」
簡単に説明すと、既存の塩ビシートの劣化状態によって、できるかできないかは決まります。
下地に塗るだけで防水層を形成する工法のウレタン防水は、不定形材料のため施工場所の形状が複雑でも、簡単かつ確実に施工できるのが特徴で、しかも軽量です。施工場所に物があっても、別素材の旧防水層があっても、その上から施工する事ができます。
よって今回のように既存状態も良く、配管などが入り組んでいる複雑な場所でも材料を塗るだけで、床面だけでなく他も巻き込む形で防水工事ができてしまいます。
工期も短く済み、コストも全面改修に比べ半分以下で済みます。また撤去する廃材も出ないので、環境保全・産廃処理の観点からも優れています。
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