墨田区 T様邸1F内装工事
工事情報 | |
内装工事 | |
構造 | ALC造 4階建 |
工事前
工事後
工事の特徴
【床下新設・防水工事】
建物排水管内でのゴミの詰まりが原因により、水が逆流したことで室内に漏水が発生しました。
天井部分からそのまま壁をつたって1階の床下まで水が浸透してしまっている状態でした。
既存の床材・床下の木材は激しく腐食した状態でしたので、漏水によって劣化した床下部分を解体して新たな下地を施工しました。
工事の様子
床下解体
漏水によって腐食した床下を解体していきます。
ケレン・掃除
防水工事の下処理として、床下土台部分のケレン→床下をきれいに掃除します。
下地脆弱部補修:ピンニング工法
下地の脆弱部分の補修をします。アンカーピン固定部に穴を空けます。
コンクリート用ドリルで使用するアンカーピンの直径より約1~ 2mm 大きい直径とし、壁面に対し直角に穴を空けます。
圧縮空気で切粉等を除去します。
アンカーピン固定用エポキシ樹脂を穴の最深部より徐々に充填していき、適切な長さのアンカーピンを気泡の巻込みに注意して挿入します。
パテ状エポキシ樹脂等で仕上げて養生します。
ピンニング箇所が十分に乾燥した後、補修材を塗布して補強します。
防水塗料塗布
ウレタン塗膜防水塗料を塗布します。
最後に
今回の内装工事では、床下の施工の他に配管カバー交換・電気の配線・新規エアコンの取付・電圧変換・巾木設置・クロス張替えなど、漏水によって劣化してしまった様々な箇所を施工させていただきました。
建物内部の配管が原因で発生した雨漏りが広範囲に広がり、見えないところで劣化が進んでしまったことで最終的に工事箇所も増えてしまいました。
雨漏りを放置し続けてしまうことで後々大掛かりな工事が必要になり、費用面でも負担がかかってしまいます。
少しでも雨漏りの原因となるような現象や箇所がある場合は早めの対策が何よりも大事です。
セルフメンテナンスで済むようなものもありますが、専門的な知識や対応が必要なものに関してはまず業者に相談した上で対応策を考えるとよいでしょう。
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