外壁や屋根の塗装の際に必ず出てくるのがどんな塗料を使うのか?って問題です。
塗装といっても大まかには、4つの塗料のタイプがあります。
アクリル | ウレタン | シリコン | フッ素 |
5~7年 | 7~10年 | 10~12年 | 15~20年 |
今はあまり使われない | 新築時に多い | 一般的 | 高級塗料 |
現在最も多く使われているのは、シリコン塗料となります。
ただし、一昔前(10年前)はウレタン塗料が一番人気で、シリコン塗料は高級塗料とされてました。
その前は、アクリル塗料が基本で、ウレタン塗料が高い塗料として扱われておりました。
このようにここ数十年で大きく変化したのが塗料の品質と価格です。
耐用年数とは
一般的には法定耐用年数の事を指す言葉で、『減価償却資産の耐用年数等に関する省令』で決められた年数です。塗料がこの年数は耐える事を保証するものではないです。また、この年数しか使用できないというわけでもないです。税法との関連から減価償却期間を定めているものです。
耐久年数とは
材料メーカーが独自の独自のテストやJIS規格(日本工業規格)の耐久性や耐候性など様々な試験を実施し、『この年数は持ちます』と公表しているものです。こちらはあくまで“メーカーの公表”であり、保証年数とは別です。建築業者ではなく、メーカーの保証年数を確認した方がよいです。
弊社で主に使用している塗料表
塗る回数
こちらもよく3回塗り!4回塗り!など塗る回数を多く記載するものがありますが、こちらはたくさん塗れば良いのか?というとそうではないです。多く塗る事でお得に見せたり、しっかりした工事に見せているだけです。
実際化粧水や乳液もたくさんつければよいですか?違いますよね。
しっかりと下地を作ってから丁寧に上から塗る。たくさん塗れば良いものではなく、紫外線対策など、しっかり行う事のが大事です。
塗装も一緒で、下地が一番重要になります。
建物の老化や下地の劣化があれば、下地の塗る回数を多くします。上塗りに関しては、メーカーが決めている工法で決まった回数がありますので、それ以上多く塗れば良いかというと違いますので、もし見積で気になる場合は、どの塗料を使用するか確認し直接メーカーに確認するのも手です。
塗装で大事なのは、スピードや金額ではなく、しっかりと丁寧に決められた回数を塗ってくれているのか?という事です。また、下地や塗る塗料を、現在のお客様のご自宅の用途に合わせて対応しているか?
ここがポイントになります。
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