お客様の声:5点満点中、4点頂きました。
工事情報 | |
防水工事 | |
構造 | |
評価 | 4点 (5点満点中) |
工事前
工事後
工事の特徴
■ 防水工事保証:10年
■ 防水材メーカー:株式会社ダイフレックス
■ 防水塗料 / 仕様:DSカラー・ゼロ(2成分形ウレタン塗膜防水材)
《 特徴 》
- オールシーズン、施工に適した使用可能時間である。
- 大気中の水分の影響を受けにくい。
- レべリング性(施工性)が非常に良い。
平場仕様:DSOR-200ゼロ フッ素
立上り・笠木仕様:DSM-200LMゼロ フッ素
■防水工法:密着メッシュ工法
均一になりにくいウレタン防水塗膜に対してメッシュシートを用いて補強することで均一な施工を行う工法のこと。下地が複雑な形状であったり勾配があり塗膜の厚さが不均一になりやすい場所が施工に適している場所。このような場所でウレタン防水塗装を行う場合にメッシュシートを使用することで継ぎ目のないシームレスな仕上がりになる。
工事の様子
- 高圧洗浄
- 高圧洗浄で表面のコケ・汚れなどをしっかり洗い流す。
- ケレン
- 塗料の付着をよくするためにヤスリで汚れや錆を落とす作業。ケレン後は清掃する。
- 脆弱部補修(全体の3%程度)
- 既存防水層脆弱部をカッターなどを使って切開・撤去する。
- プライマー塗布
- 旧ウレタン塗膜防水材や、旧ウレタン弾性床材に再塗装する際に、塗替えとして使うことが多い。下地の穴をふさいで、ふくれを防ぐ。また、密着性を向上させる。
- 防水工事の際の、防水層の塗り替えに最適。プライマーは、塗って24時間以内に上塗りをしなくてはならない。24時間以上経過すると、上塗りが剥離してしまうことがあるので注意する。
- 入隅シーリング・タイル/防水層接合部分シーリング
- 入隅とは、二つの壁が内向きに入りあってできる角の部分(凹になっている角)のこと。この角の部分に補強のためのシーリング材を埋めていく。
- 凸凹のある部分は、平面部分よりも劣化しやすい。入り隅シーリング材で補強することによって、隅からの漏水を防ぎ、マンションの揺れや振動に対して影響を受けやすい部分を守る。
- 改修用ドレン設置
- 排水溝(ドレン)の一部を新しいものに付け替える作業です。
- 排水溝の破損・詰まりなどによって、そこから雨漏りが起きる。改修工事では排水溝全体の修繕はできないため、排水溝の先端部分を新たに取り付ける。そうすることによって防水効果が保たれる。
- メッシュ貼り
- ガーゼ【補強布】のような網目状のシートで、防水層の強度を増す補強シートを貼っていく。
- メッシュシートを下地に張ることで、下地が衝撃や歪みで動いても上の防水層への影響を緩和させてひび割れを抑制する役割がある。また、塗膜防水内に補強布が入ることで強度を保ちウレタン塗膜防水が切れにくくなる。
- 脆弱部補修(全体の3%程度)
- 既存防水層の劣化が激しい部分を補修する。既存防水層に合わせて補修し、平滑な層にする。
- ウレタン防水塗料1層目塗布
- ウレタン塗料による防水を作る作業は、1層目と2層目の2回塗りでより強度な防水層を作ることができる。
- ウレタン防水塗料2層目塗布
- 1層目が完全に乾いたら2層目を塗布する。2層目の塗布により、メーカーの推奨する必要な厚みになり、本来の力を発揮する。
- 新築や施主の見れない位置での作業の場合、この2層目を行わず一層目のみで終わらせてしまう悪徳業者が後を絶ちません。工事写真などで必ず作業の確認が必要です。1層目のみでも防水層のため雨漏りは防ぎますが、本来の耐久年数は発揮しません。
- トップコート塗布
- 【トップコートは一番上に塗る塗料】こちらはウレタン防水材とは異なり、防水機能のない保護塗料。日焼け止めに近い意味がある。
- あくまで保護材で、この塗料には防水機能はない。防水工事を行うと言ってトップコートだけ塗る業者もいるが、悪徳工事で見た目は綺麗でも防水工事とは言えない。
最後に
防水工事後、新規防水層の使用方法について注意してもらいたい点がいくつかあります。
正しい使用方法を守ることで、防水層がしっかり機能しますが、使い方を間違えると劣化がどんどん進みます。
【禁止事項】
- 防水層は可燃性なので、火気は使用しない。
- 設置面を鋭利な履物で歩行しない。
- 溶剤、ガソリン等、溶解力のある液剤をこぼさない。
- ゴルフの練習等など、防水層を損傷してしまう行為はしない。
【対策必要事項】
- 角のある物を置く場合、間にゴム板等を敷いて養生する。
- パイプ状のテーブルや椅子を置く場合は、脚先をゴムキャップ等でカバーする。
- 鋭利なもので作業する場合は、合板等でしっかりと養生し、防水層を傷つけないようにする。
- 重たい物を引きずったり、鉄パイプなど角の鋭利な物を落として傷つけないようにする。
【注意事項】
- 表面が濡れていると滑りやすいため、雨天および降雨後の歩行に注意する。
- 防水層を清掃する際は、モップ等のやわらかい清掃用具で行い、中性洗剤以外は使用しない。
- クーリングタワーの防藻剤や殺菌剤の種類によっては、防水層を痛める恐れがあるため、薬剤メーカーに確認の上使用すること。
(上記:株式会社ダイフレックス カタログより抜粋)
施工して綺麗になったら終わりではなく、このような点に気をつけながら防水層を使用することが大切です。
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