北区にある3階建てビルの修繕工事を行いました。
工事情報 | |
バルコニー防水・屋上鳥よけ設置・1階エントランス前補修 | 内装工事 |
構造 | 3階建 |
工事前
工事後
工事の特徴
■バルコニーウレタン塗膜防水
■屋上の高圧洗浄と鳥よけ設備設置
■エントランス前のひび割れモルタル補修
■退去された1室の内装工事一式を行いました。
(天井/壁クロス張替え・畳の張替え・フローリング張替え・襖扉交換・キッチンガスコック交換・シンク/ガスキャビネット・水栓・洗濯パン/洗濯機置場蛇口交換・下駄箱/木部/襖内部塗装・シーリング打替・設備工事費・・・)
工事の様子
【バルコニー防水工事】
①工事前 | ②ケレン |
③プライマー塗布 | ④入り隅シーリング |
⑤ウレタン塗膜防水 1層目 | ⑥ウレタン塗膜防水 2層目 |
⑦トップコート塗布 | ⑧ドレン:エポタール塗装 |
⑨施工後 | ⑨施工後 |
①工事前
工事前の既存の状態です。
②ケレン
塗料の付着をよくするためにヤスリで汚れや錆を落とす作業です。ケレン後は清掃します。
③プライマー塗布
下塗り塗料と防水塗料との密着を高めるための接着剤のような役割があります。
④入り隅シーリング
入隅とは、二つの壁が内向きに入りあってできる角の部分(凹になっている角)のことです。この角の部分に補強のためのシーリング材を埋めていきます。
⑤ウレタン塗膜防水1層目
ウレタン塗料による防水を作る作業は、1層目と2層目の2回塗りでより強度な防水層を作ることができます。
⑥ウレタン塗膜防水2層目
1層目が完全に乾いたら2層目を塗布します。2層目の塗布により、メーカーの推奨する必要な厚みになり、本来の力を発揮します。
⑦トップコート塗布
防水材とは異なり、防水機能のない保護塗料です。日焼け止めに近い意味があります。
⑧ドレンエポタール塗装
排水溝周りの防水塗装をします。錆・耐水性・密着性に優れた専用塗料を塗布することにより、金属の腐食を防ぎます。
⑨施工後
工事完了後の状態です。
【屋上鳥よけ設置】
施工前 | 施工後 |
【エントランス前のひび割れ補修】
①工事前 |
①工事前 |
②ケレン | ③ユニエポ塗布 |
④樹脂モルタル充填 |
④樹脂モルタル充填 |
⑤施工後 |
⑤施工後 |
①施工前
工事前の既存の状態です。
②ケレン
塗料の付着をよくするためにヤスリで汚れや錆を落とす作業です。ケレン後は清掃します。
③ユニエポ塗布
下地と樹脂モルタルの密着を高めるための接着剤です。プライマーを刷毛等で被着面に塗り残しの無いように塗布します。
④樹脂モルタル充填
プライマーの粘着のあるうちに、エポキシ樹脂モルタルを充分押さえ込みながら充填します。表面を金ゴテで充分押さえて、平滑に仕上げていきます。
⑤施工後
工事完了後の状態です。
【内装工事一部紹介】
・浴室のシーリング打替
①養生 |
②シーリング打替 |
③ヘラ押さえ |
④施工後 |
①シーリング充填部分の養生
シーリングを充填する箇所のまわりにマスキングテープで養生します。
②シーリング打替
プライマー塗布後、シーリングを注入していきます。
③ヘラ押さえ
目地にヘラを押し当てながら、余分なシーリング材を掻き取っていきます。
④施工後
工事完了後の状態です。
最後に
■ プライマーとは
プライマリー(primary)という言葉から派生した言葉で、最初という意味があります。簡単に言うと「最初に塗る塗料」ということになります。
どんな優れた機能をもった防水工法の上塗り材であっても、下地がきちんと整っていなければ機能しません。
機能しない防水層=漏水につながります。
プライマーは下地と防水塗料との密着を加速させるための接着材の役割を果たします。
新築工事でも改修工事でも、必ず塗布する面の下地に合った「プライマー」を使用します。
防水工事のプライマーとは、接着プライマーのことをほぼ指すと思いますが、接着プライマーとは下地と上塗り材をぴったりと接着させる為のものです。
接着プライマーの他にも様々な機能を持ったのプライマーがあり、下地の状態や環境に合わせて選定していきます。
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