お客様の声:シルバーですので時間があり、過去の防水工事の失敗と思うところがあるので、書かせていただきました。
地球温暖化が、海洋国日本の雨を確実に増やしています。数年前からの多めの台風や、今年の台風21号が物語っています。相当数ある古い家屋は防水工事の時期にあるので、一層 防水事業者の皆さんは重要な責任をもつようになると思います。ごくろう様です。
5年前に貸家用の中古家屋リホームのため、畳・障子・ふすま替えを新聞チラシの千葉県業者に依頼しました。業者が「建築全般の職人がいるので、追加工事はほとんどやれます。」と言うので、信頼していろいろな大工工事、塗装工事の追加依頼をしました。そこまでは問題がありませんでした。その後に、気になっていた雨漏りについて相談したら 「任せて下さい。防水工事をしっかりとやります。」防水工事について無知状況で信頼した結果、唖然とした最悪結果になりました。防水工事にふさわしくない工法・塗装材・価格でした。
良心顔をした悪徳業者に引っかかってしまいました。支払い請求の夜間のしつこい陰湿な電話など・・・消費者センターなどへの相談など・・・ 防水依頼には、工法・塗装材・適正価格・保証などの知識があった方がいいです。ネットで十分に調べられます。手抜き、ゴマカシ、悪徳業者の手口も・・・ 防水工事の依頼には気をつけた方がいいです。
今回は、失敗経験から、工法・塗装材・適正価格・保証について学習をしてから業者探しをしました。施工実績、評判の確認をもとにしたネットの防水協会から髙橋工業さんを紹介されました。見積もりの確認後、髙橋さんと会い、人物から優良店と判断し、すぐに工法と価格の相談し契約しました。
会社HPを拝見し、手作り感のある親切なHPに感動に近い気持ちを覚えました。22年以後の施工実績や会社理念以外にも自信をもって、たくさんの現場を画像と説明で紹介しています。情熱・意欲・責任感を感じました。また、スタッフ紹介では、スタジオジブリ好きやスポーツ好きが紹介され、スタッフの素敵な人間性に好感をもちました。偽りのない業者さんのようです。
我が家のような小さな防水工事でも、髙橋さんは相談しやすく、誠実に行動力ある対応していただけたのが印象的です。職人の本間さんは、ていねいに真剣に作業し、納得できる工事をしてくれたことに感謝しています。今後も財産を守る塗装・防水工事は髙橋工業さんに相談したいと思います。
工事情報 | |
屋上防水工事 | |
構造 | 2階建 鉄骨造 |
評価 | 5点 |
工事前
工事後
工事の特徴
- 通気性能を有する通気緩衝シートを張り付け、その上にウレタン防水材を塗布することで形成される防水工法です。
- 立上りメッシュ貼り。屋上やベランダなどの立上がり部分は、紫外線や風雨の影響を受けて経年劣化しやすい場所になりますので、メッシュシートを貼って強度をアップさせています。
- 改修用ドレン(排水溝)の設置をしました。
工事写真
- ケレン・清掃をします。既存下地を綺麗な状態にしてから防水工事に取り掛かります。
- 下地調整剤を塗っていきます。凸凹をなくし、下地の状態を整えます。
- メッシュシートを貼り付ける箇所にプライマーを塗っていきます。
- 防水層との密着性を高めるための接着剤のような役割。
- 立上りメッシュシート貼り。立上りとは、水平面から垂直方向に立上がった部材のことです。
- 屋上やベランダなどの立上がり部分は、紫外線や風雨の影響を受けて経年劣化しやすい場所になりますので、メッシュシートを貼って強度をアップさせます。
- 通気緩衝シートを張り付けていきます。
- 通気緩衝工法は、降雨などの上からの水分をシャットアウトするとともに、膨れの原因となる下地に含まれた水分を外部に脱気させる工法です。
- 改修用ドレンを設置します。
- ドレン(排水溝)の破損や詰まりなどによって、そこから雨漏りが起きます。改修工事では排水溝全体の修理はできないため、排水溝の先端部分を新たに取り付けることで防水効果が保たれます。
- ウレタン一層目を塗っていきます。
- 塗布した液体状のウレタン樹脂が化学反応して固まる(硬化する)と、ゴム状で弾性のある一体性のある防水膜が出来上がります。
- ウレタン2層目を塗布します。
- 硬化する前のウレタン塗料は下地の湿気や水分に弱く、きちんと乾燥された状態で施工しないと防水層の膨れや剥離につながる恐れがありますので、しっかりと1層目が乾燥した状態で2層目を塗布します。
- トップコートを塗っていきます。トップコートは保護塗料のため、防水性能はありません。
- 防水層は紫外線や雨風など外気に直接触れてダメージを受けます。ダメージを受け続ければ、防水層の劣化が進み、雨漏りや建物内部の腐敗に繋がっていってしまいます。そこで防水層にトップコートを塗り、防水層を保護しダメージ軽減させるのです。
最後に
ウレタン防水には様々な工法があります。
どんな工法がその場所・環境に適しているのかをしっかり調査し、選定することが大事です。例えば…
- 既存の下地と施工防水層との相性
- 防水層の使用方法(人の出入りが頻繁にあるのか、屋上に植物や物を置いておくのかなど)
- その土地ならではの特徴的な気候 など
選定を誤ってしまうと、防水層の膨れ・ひび・歪みなど劣化が生じて雨漏りの原因となってしまいますので、信頼のおける専門業者さんにまずはしっかりと現場調査をしてもらうことが大切です。
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