外壁塗装工事を行う際にかかせない作業がシーリング工事です。
外壁がALC構造やサイディング構造の家や、窓枠などの周りにゴム状の材料で水の侵入を防ぎます。
建物の揺れや木材の伸縮など、建物は生きているかのように四季で様々な変化があります。
この変化を殺すような造りにしてしまうと、力の逃げ道がなくなり建物が歪んだりヒビが入ってしまいます。
このシーリング材は、お風呂の浴槽周りやキッチンや洗面などでも使用されている事が多い材料です。
一般的なホームセンターでも数百円で購入ができます。
ウレタン、シリコンなど様々な樹脂のシーリング材があります。
金額や樹脂の違いは、使用する用途や作業工法で異なります。
- 外部に使用するのか、室内に使用するのか?
- シーリングで完成なのか、上から塗装するのか?
また、シーリング材は一般的には耐久年数が短いので定期的に打ち替えが必要です。
ホームセンターなどで売っているものは長くて7年程度ですが、業者が使用するシーリングには10年以上の耐久性のあるシーリング材もあります。
弊社の使用シーリング材
弊社で使用しているシーリング材は、このオート化学工業株式会社のオートンイクシードを使用しております。
この会社の塗料の凄い所は、耐久年数が30年持ちます。
これは上から塗装をしない状態で30年持ちます。上から塗装をしてさらに保護してしまったら何年持つのかわからないくらいの耐久年数があります。
どんなに良い外壁塗装工事をしても、内側に使用したシーリングが5年しか持たないシーリングだったら塗装が15年持つ塗料を使用しても内側から劣化が始まってしまいます。
『ながくもつ』外壁塗装を売りの弊社としては、このように見えない所もこだわりがあります。
一秒の美学
弊社のシーリング職人の持ち物です。
一見普通の工具類に見えますが全てにこだわりがあります。
よく見るようなカッターも6枚の刃が一つのカッターに内蔵されている優れものです。
シーリング材を慣らす作業(伸ばす)で使用する物は、木から作成し持ちやすい太さで、用途にあった硬さで造ります。木なので、しなりがありますがこのしなりが作業には大きくかかわるので、木をゴム部分の硬さやサイズを調整します。
職人はシーリング業者の持ち物を見れば、本物か偽物かはわかります。
見た目は綺麗なシーリングでも完成されたシーリングの表面の状態を用途に合わせる事で、耐久年数が長く持ち劣化しにくい仕上がりとなります。
この工具類を使用することで通常の職人さんより早く綺麗に作業ができます。
この1秒早くする事の繰り返しで、一般的に2日で仕上がる建物が1日~1日半で完成し、結果として人件費削減につながります。
人件費削減をする事により、より安い金額でサービスを提供できます。
実際の作業の様子
古いシーリングの撤去の様子です。
カッターで簡単に切っているように見えますが、真っ直ぐ古いシーリングをまったく残さずに綺麗に取り除く職人技が見れます。
古いシーリングを残した状態で新しいシーリングを打つと、5年後・10年後などにそこが原因で剥がれや劣化が始まります。
安い工事では、古いシーリングの上から新しいシーリングを打ったり、古いシーリングを綺麗に取らずに作業するのが当たり前のように行われているので注意が必要です。
※上から外壁塗装をしたら見えなくなるため、簡単に手抜き作業が行われます。
仕上がりは、上から塗装をするのでシーリング材は見えなくなりますが、しっかり養生をして綺麗に仕上げる事が綺麗で長くもつ外壁塗装ができます。
同じ作業のルーティングですが、綺麗に丁寧に、より早くやる事を追及し常に進化し続けるのが、現代で求められる職人ではないかと思います。
外壁塗装工事で、耐久年数や変色させないために必要な事は下地補修とシーリング工事など塗装する前に、どれだけ補修をできるかが重要なポイントです。
弊社で使用しているシーリング材は、色も日塗工に対応しているので数百色調整が可能です。
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