工事情報 | ||
7階ALC目地コーキング(シール) | 鉄骨階段塗装 | 屋上・塔屋防水 |
構造 | ALC造 7階建 | |
評価 | 対応中 |
工事前
工事後
工事の特徴
■ 防水工事
【防水剤メーカー : 株式会社ダイフレックス 塗料:DSカラーゼロ】
- 屋上 密着工法 平場 DSM-200ゼロ 立上り DSM-200ゼロ
- 塔屋 通気緩衝工法 DST-300ゼロ 立上り メッシュ工法 DSM-200LM
工事の様子
【7階上部ALC目地コーキング工事】
・工事前
↓
・既存コーキング剤撤去:劣化した既存コーキング剤を撤去し、撤去部分を綺麗に掃除する。
↓
・プライマー塗布:コーキング材と下地の密着をよくするための接着剤。
↓
・コーキング剤充填:目地をコーキング材で埋める。ペースト状の建築材料。
↓
・ヘラ押さえ:コーキング剤をヘラ押さえして平滑にする。
↓
・工事完了
※ブランコ作業
・各所コーキング工事 工事前 → 工事後
【鉄骨階段塗装工事】
・工事前
↓
・ケレン:ケレンとは、主に鉄部をヤスリで擦り、汚れや錆を落とし塗料の付着をよくする作業。
・鉄骨階段不良部タッチアップ塗装
↓
・工事完了:工事完了後の状態。自社検査後お引渡し。
【屋上防水工事】
・工事前:工事前の既存の状態。
・工事前の施工箇所の記録写真を、施工後の記録写真と比較する。既存の状態のデータを残し、今後の工事の参考にする。
・高圧洗浄:既存防水層の表面のコケ・汚れなどをしっかり洗い流す。
・施工箇所の表面や既存の防水層の表面はほとんどの場合汚れていて、埃やコケ類が付着している。このような状況のまま防水層を形成しても、しっかりした施工はできないため、まず最初に行う下地処理作業が非常に重要。
・プライマー塗布:意味は「最初に塗る塗料」です。
・「下地との接着力を特別に良くした塗布剤」は、接着プライマーと称されます。(これによって全体の接着力を向上させられます。)素地に直接塗付する塗料のことを指し、塗膜の附着性をよくするものです。
・入り隅コーキング:入隅とは、二つの壁が内向きに入りあってできる角の部分(凹になっている角)のこと。この角の部分に補強のためのシーリング材を埋めていく。
・ウレタン塗膜防水1層目塗布:ウレタン塗料による防水を作る作業は、1層目と2層目の2回塗りでより強度な防水層を作ることができる。
・ウレタン塗膜防水2層目塗布:1層目が完全に乾いたら2層目を塗布する。2層目の塗布により、メーカーの推奨する必要な厚みになり、本来の力を発揮する。
・トップコート塗布:こちらはウレタン防水材とは異なり、防水機能のない保護塗料です。防水層は紫外線にとても弱いので、トップコートを塗布し保護する必要があります。
・工事完了:工事完了後の状態。自社検査後お引渡し。
最後に
防水工事の際に必要な項目
「入り隅コーキング」の重要性について。
コーキング(シーリング):サッシ廻りや目地などをコーキング材で塞ぐ工事です。
※コーキングとシーリングは建築現場ではほぼ同義語として用いられます。
入隅(いりすみ):二つの壁が内向きに入りあってできる角の部分(凹になっている角)のことです。
この角の部分に補強のためのコーキング(シーリング)材を埋めていく項目となります。
凸凹のある部分は、平面部分よりも劣化しやすいです。
入り隅シーリング材で補強することによって、隅からの漏水を防ぎ、マンションの揺れや振動に対して影響を受けやすい部分を守ります。
入り隅は平面部分よりも劣化しやすいので、事前調査で漏れのないよう診断することが重要です。
※一般的に入り隅部の対応を行わない業者が多く、そこが原因での雨漏りが多いです。必ず角をしっかり補強してから次の防水層の工程に移ることで防水効果が高まります。
この記事へのトラックバックはありません。