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外壁塗装で失敗しない色の組み合わせ方・塗分け方のコツ
外壁塗装は雨風から家を守る耐久性や、家の中の温度や湿度を保つ快適性などを維持するために重要な工事ですが、見栄えにも大きく影響します。
1色であれば、奇抜な色にする以外、失敗することはほとんどありませんが、2色以上で塗分ける場合には、組み合わせによって失敗してしまうケースがあります。
一度塗ってしまうと基本的に数年〜十数年は塗り替えないため、どんな性能の塗料を使うか以上にどんな色の塗料を使うか、どんな色の組み合わせで塗るかなどを考えることが重要になってきます。
ここでは、一般的な色の組み合わせや塗分け方について、失敗しないコツや抑えておくべきポイントについて詳しく解説いたします。
色の組み合わせと塗分けで失敗しないコツ
色の組み合わせは無数にあります。
しかし、色の組み合わせ方と塗分け方で失敗してしまいやすいポイントは共通しているので、まずは最低限このコツを抑えておくことで色の組み合わせと塗分けによる失敗を防ぐことができます。
失敗しないコツ1:色の種類は3種類以下にする!
失敗パターンとしてよくあるのが、色を欲張りすぎてしまうというパターンです。
3色以上あるとたとえ同系色であってもイメージがごちゃごちゃしてしまい、安っぽく見えてしまいます。
そのため、できる限り色の種類は3種類以下に止めるようにしましょう。
失敗しないコツ2:色の組み合わせは同系色で!
同系色ではなく違う系統の色を組み合わせて失敗するパターンも非常に多いです。
例えば、パステルカラーの薄いブルーとグリーンなど、系統が違う色を組み合わせてしまうと家の見栄えに統一感がなく、「奇抜」なイメージに寄ってしまい、失敗しやすくなります。
同系色の違う濃さの2色を選ぶのが無難です。
例えば濃い茶色とベージュのようなイメージです。
このように「色の組み合わせは同系色で」というポイントを抑えるだけでも失敗する確率がうんと少なくなります。
失敗しないコツ3:黒や白と合わせる
黒や白はどんな色でも基本的に合います。
こういった何にでも会う黒色や白色と、他の1色を合わせるのも失敗しない色の組み合わせのコツの1つです。
ただし、黒は真っ黒ではなく少しグレーよりにして、もう一つのカラーは少し薄めの色にするのがポイントです。
失敗しないコツ4:個性は多彩模様塗料で!
色の組み合わせ方や塗分け方で個性や高級感を出したりするのではなく、塗料の質感で表現すると失敗しにくいです。
例えば、石調仕上げの塗料を使って、大理石や御影石、天然石材などの風合いを出すことも可能なので、色はシンプルなものを選び、そういった多彩模様塗料を使って個性や高級感などを創出する方がうまくいきますし、失敗が少ないです。
失敗しないコツ5:事前のカラーシミュレーションは必ずやっておく
今は家の写真などを取り込み、PCやスマホ上で色の組み合わせをシミュレーションすることができます。
業者に「カラーシミュレーションがしたい」といえば、対応してくれることが多いです。
また、Web上でも簡単にカラーシミュレーションができるアプリやサイトが公開されているので、そういったもので目星をつけておくとスムーズです。
外壁塗装は工事費用が高額な上、一度塗ってしまうと数年〜十数年は変えられません。
そのため、色選びの際には必ず事前のカラーシミュレーションを行うようにしましょう。
失敗しないコツ6:周りとの調和を考える
周りの民家や、木々、風景などとの調和を考えることも外観をよく見せる上で重要です。
例えば、京都の古い歴史的な街並みの中にいきなりRC造の近代的なモダン住宅があったら、たとえその家がおしゃれでも違和感が出てきてしまいます。
また、緑豊かな風景に真っ赤な家など奇抜な色合いの家が突然現れても同様にそれ単体でおしゃれであっても違和感が出ます。
自分の好みや表現なども重要ですが、周りとの調和を考えた色選びも外観を決める大きなポイントです。
成功よりも、失敗しない色選びと組み合わせを!
「どうせならいい家に見られたい!」というのが本音だと思います。
しかし、そういった思いの強さが外壁塗装の色選びでは裏目に出てしまうことが多いのです。
外壁塗装の色選びは、成功よりもむしろ「失敗しない」を意識して行うのがベストです。
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