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外壁塗装後にできた傷の対処法とは?放っておくのは危険!
外壁塗装工事が完了し、引き渡し後に外壁などに傷を発見してどうしたものかと思い悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、外壁塗装を行った方を対象に、傷を見つけた場合の対応方法、傷を放っておくことの危険性、業者選びの重要性などについて説明します。
外壁塗装は傷によるクレームが多い!
外壁塗装では、塗装のクレームよりも傷によるクレームが多いという実態があります。もちろん、塗装業者によってクレームの発生状況は違いますが、人為的なミスによる傷を100%防ぐことは困難です。
例えば、足場の設置や解体中に建物にぶつけたり、塗装作業中に道具を落とたりして建物を傷つけることが十分あり得るのです。
外壁塗装後に傷を発見したらどうすればいい?
外壁塗装の引き渡し後に、外壁などに傷を発見した場合は、すぐに塗装業者に連絡をして現場確認をしてもらいましょう。現場確認の結果、塗装業者の落ち度によって傷をつけたことがはっきりすれば、間違いなく補修工事をしてくれるはずです。
しかしながら、塗装工事完了後時間が経ち過ぎている場合は、塗装時についた傷かどうかがはっきりしないため対応してもらえないこともあり得ますので、傷を発見したらとにかく早く連絡することが重要です。
塗装業者との間で合意した補修工事内容については、工事箇所と完了期日を明記した書面を提出してもらうようにしましょう。口頭だけでは、後から「言った・言わない」というトラブルになりかねませんので、必ず書面で確認するようにしてください。
なお、小さな傷だからと自分で補修をすることはおすすめできません。専門知識と施工経験を持った業者に依頼しましょう。
外壁塗装後の傷を放っておくとどうなる?
外壁塗装後に外壁の傷を発見したときには、すぐに塗装業者に連絡をすべきだということを説明しましたが、もし傷が非常に小さい場合はどうされるでしょうか?その傷がほとんど目立たない些細な傷であっても、そこから徐々に水分や湿気が建物内部に侵入してしまうかもしれません。
水分や湿気が壁内に侵入してしまうと、壁が湿気を帯びたり乾いたりを繰り返し、壁が歪み亀裂が生じてくることがあり、さらに建物内部に水分が溜まってしまうと、時間をかけて建物内部の腐食が進行していきます。
このように外壁の傷を放置をしておくことは、建物の耐久性に大きな影響を与えてしまい非常に危険ですので、必ず塗装業者に連絡するようにしましょう。
だからこそ、外壁塗装業者選びが重要!
外壁塗装工事に限ったことではありませんが、ミスを100%防ぐことは不可能です。だからこそ、アフターフォローの充実した外壁塗装業者を選ぶことが重要になってきます。
費用だけで業者を選んだり、契約内容を確認しないまま選んだために、後からトラブルに見舞われたという話も聞きますので、最低でも3社以上の業者から見積もりを取って、その中から信頼できると思う業者にお願いすることをおすすめします。
また、塗装業者選びの際は、保証内容についてもよく確認するようにしましょう。塗装業者の独自保証の場合は、業者ごとに保証内容が異なりますのでよく確認することが必要です。
この独自保証は塗装業者が倒産してしまうと保証が履行されませんので、必要に応じて第三者機関による保証も検討しましょう。第三者機関による保証は、塗装業者が加盟している団体や組合の保証制度を利用するものですが、業者が倒産した場合でも保証が受けられます。
また、国土交通省が推奨している「リフォーム瑕疵担保保険」を利用することもできます。この保険は原則家主が保険料を負担する必要がありますが、業者が倒産しても瑕疵があれば家主が保険金を受け取れます。
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