葛飾区 Wお花茶屋大規模修繕工事
工事情報 | |||
補修工事 | シーリング工事 | 塗装工事 | 防水工事 |
構造 | RC造 4階建 |
工事前
工事後
工事の特徴
■ 塗装工事
外壁塗装:ホワイトフィラーA(下塗り)・シリコンフレックスⅡ(中塗り・上塗り)
雨樋:下塗り含むシリコン塗料3回塗り
スチールドア・ベランダ・室外機ラック・エントランス扉鉄部・駐輪場屋根:錆止め含むシリコン塗料3回塗り
■ 防水工事
屋上・3F屋根:通気緩衝工法
庇・ベランダ・廊下・階段:密着工法
工事の様子
【補修工事】
タイル補修・・・斫り・清掃→モルタル充填→目地を平滑にするため余分な目地材を除去→強度が必要な目地部分にシーリング材を充填して完了
タイル自体が大きく浮いているもしくは、剥がれかけている場合は、浮いたタイルを壁面から取り外し、接着用のモルタルで貼りなおし作業を行います。
タイル裏面の張り付けモルタルの充填不足や、猛暑などでモルタルの水分が蒸発してモルタルが硬化しない「ドライアウト」現象によるもので、その浮きの範囲は比較的狭く、10枚以内で浮いていることが多くあります。
タイル自体の浮きはタイル裏の空隙が狭く、エポキシ樹脂を注入しても充填出来ない為、張り替え工法を実施します。
【シーリング工事】
ブリッジ工法・・・ブリッジ工法とは橋を架けるようにシーリング材を盛りつける工法です。
・笠木のジョイント部分の既存シーリングを撤去してバックアップ材で枠を作り、適切な目地幅と厚さを設定します。
目地幅及び厚さは通常9mm 以上とします。
・プライマーを塗布した後シーリング材をたっぷり充填します。シーリング材が乾燥したらバックアップ材を外してさらに両サイドにもシーリング材を充填します。そうすることでジョイント部分の強度が高くなります。
シーリング
・既存のシーリングを撤去して目地の汚れを取り除きます。
・目地部分にプライマーを塗布→シーリング材を充填してヘラで押さえながら平滑にして乾燥したら完了です。
【塗装工事】
・ベランダ手摺塗装:ケレン→さび止め含むシリコン塗料3回塗り
・外壁塗装:下塗り(ホワイトフィラー)→中塗り(シリコンフレックスⅡ)→上塗り(シリコンフレックスⅡ)
・雨樋塗装:ケレン→下塗り含むシリコン塗料3回塗り
【防水工事】
通気緩衝工法
今回の現場は施工部位によって防水の工法を分けました。
屋上と3階屋根は既存の防水層がアスファルト防水だったため、全て撤去してから通気緩衝工法での防水工事を進めました。
既存アスファルト防水層撤去 → ケレン・清掃 → 脆弱部の補修 → 立上り部分プライマー塗布 → 入隅シーリング→ 平場プライマー塗布(黒のプライマー) → 通気緩衝シート貼り → 通気シートジョイント部にメッシュテープを張り付ける→立上りメッシュ補強 → 改修用ドレン(排水口)設置 → ウレタン防水塗膜1層目 → ウレタン防水塗膜2層目 → トップコート塗布 → 工事完了
密着工法
庇・ベランダ部分は密着工法での施工です。
ケレン・清掃 → プライマー塗布 → ウレタン塗膜防水1層目 → ウレタン塗膜防水2層目 → トップコート塗布 → 工事完了
廊下・階段は長尺防水で密着工法の施工です。
既存長尺シートの撤去 → ケレン・清掃 → 側溝部分~巾木をウレタン防水 → 下地補修 → 新規長尺シート張替え → 入隅シーリング → 工事完了
最後に
長尺シート防水
廊下や階段など、雨に濡れると滑ったり、歩行音が響いたりしていませんか?長尺シートを貼ることによって、見た目もよくなり、歩行音も減少し、滑りにくくなるなどメリットがたくさんあります。
防水や塗装のように、使い方で材料の質が変わるわけではありませんが、長尺シートは職人の腕次第で見た目の完成度と長尺シートの持つ漏水性能の質が変わってきます。
長尺シートは材料や職人の技術力も含め決して安いものではありませんが、耐久性・美観が必ず向上します。
マンションやアパートにとっては、余分な投資となってしまうかもしれませんが、建物の資産価値維持のためにもお役に立つと思いますので、ご検討している方はぜひご相談頂ければと思います。
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