目黒区 Vアパート修繕工事
お客様の声:良かった点・悪かった点
6世帯入居のアパートの工事(主に塗装)を依頼しました。
入居者様からクレーム電話があり、貴社に連絡した所、すぐに対応して頂け無事解決(具体的にはベランダの工事の際の養生が住人に伝わっていなかったとの事。実際には洗濯が出来ない・植木鉢の水やりが出来ないことの認識不足、周知不足が原因の苦情)
今後求めるサービス
多少の問題点はあったが、即対処して下さったのでほぼ満点。
工事情報 | |
修繕(南面外壁塗装・鉄部塗装・各所ひび割れ補修・樋補修) | |
構造 | 2階建て |
評価(5点満点中) | 4点 |
工事前
工事後
工事の特徴
今回の工事は外壁の1面、南面のみ外壁塗装・鉄部塗装を行いました。
予算や今後の工事を考える際に、劣化が激しい面のみを先に補修しておくケースもあります。
■外壁塗装は方角によって耐久性が違ってくる
外壁塗装は建物の方角によって塗料の耐久性が変わってきます。
塗料は紫外線によって劣化しますので、日照時間の長い南面は劣化が早く、日照時間の短い北面は劣化速度が遅いことになります。
他にも、隣接する建物や、立地環境によって日照時間は変わってきます。
工事の様子
【南面外壁塗装/鉄部塗装】
南面外壁の高圧洗浄
南面外壁:塗装の前処理として、高圧洗浄で表面のコケ・汚れなどを落としていきます。
劣化した旧塗膜が残っていると、旧塗膜と一緒に新しい塗膜も剥がれ落ちてしまうため、高圧洗浄で汚れと共に旧塗膜も削ぎ落とします。
水しぶきがたくさん飛ぶため、飛散防止シートをして周辺や近所の家に迷惑が掛からないよう注意します。
鉄部のケレン
主に鉄部をヤスリで擦り、汚れや錆を落とし塗料の付着をよくする作業です。
また、塗料の密着性が良くなるように表面を傷つける作業を目粗しと言います。一般的にケレンと言えばこの目粗しも含まれています。
錆止めの効果を発揮させるためには、ケレン作業が一番大切になるため、錆や汚れは徹底的に除去します。
下塗り(鉄部塗装:錆止め塗料)
金属の表面に皮膜を形成し、錆の原因である水や酸素を遮断・除去することで錆や腐敗を防ぎます。
中塗り(鉄部:マックスシールド1回目塗布)
上塗りと同様の塗料を塗布します。
・錆止め塗料は、下地に対する密着力や錆の抑制効果は優れているものの、紫外線に対し非常に弱いため、それに対する保護のため上塗り塗料を塗ります。塗膜に充分な厚さをもたせるために上塗りは二度行うのが基本です。
上塗り(鉄部:マックスシールド2回目塗布)
中塗りと同様の塗料を塗って仕上がりとなります。
・上塗り塗料を2回塗ることによって、初めて適正な塗膜厚が確保され、その塗料の耐久性を十分に発揮させることができます。
下塗り(外壁:下塗り塗料塗布)
・現在の外壁の状態を綺麗にならし、中塗り、上塗り塗料がムラなく乗るように調整する役割があります。
・細かいひび割れなどは弾性塗料でダメージを補修します。
中塗り(外壁:リファインシリコン1回目塗布)
・上塗り材の補強や平滑な下地を作ることが目的となります。
・仕上げ塗料を中塗りと上塗りの2回に分ける事で、雨や紫外線に強く耐久性の高い外壁に仕上げることが出来ます。
上塗り(外壁:リファインシリコン2回目塗布)
・上塗り塗料を2度塗ることによって、初めて適正な塗膜厚が確保され、その塗料の耐久性が十分に発揮されます。
・塗料選定もさることながら、適正な作業工程や塗装工程が耐久性を発揮させる重要な役割となります。
工事完了
【南面以外の補修箇所】
工事前
外壁にひび割れが生じていたため、ウレタンシーリングでの補修対応を行いました。
工事後
補修箇所のタッチアップ後の写真となります。
最後に
外壁塗装は方角によって耐久年数が違う
1日の日照時間が長い南面と、日照時間が短い北面で比較してみました。
※周辺環境や気候によって変動があります。
アクリル | ウレタン | シリコン | フッ素 | 無機 | |
南面 | 5年 | 7年 | 10年 | 15年 | 20年 |
北面 | 7年 | 10年 | 15年 | 20年 | 25年 |
全面塗装ではない塗装工事を検討されている方もお気軽にご相談いただければと思います。
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