港区 RK南青山ビル1F修繕工事
港区にある3階建てビルの修繕工事を行いました。外壁目地部分劣化やひび割れ・樋根元部分の欠損が数箇所ありましたので各所修繕しました。
工事情報 | |
散水試験 | コーキング・欠損補修 |
構造 | ALC造(軽量気泡コンクリート) 3階建 |
工事前
工事後
工事の特徴
今回の工事では補修前と補修後に各所散水試験を行い、雨漏りが防げているかの確認をしっかりと行いました。
また、雨漏り箇所を内部から確認できるよう、点検口を設置しました。
工事の様子
目地コーキング・微弾性塗料タッチアップ
・目地の撤去→目地撤去部掃除→プライマー塗布(目地剤の密着性が高まる)→コーキング剤の注入→ヘラ押さえでコーキング剤を目地にならす→コーキング剤を乾燥させ、固める
・雨樋の根元部分や巣穴のような欠損箇所にも微弾性塗料を塗布して防水性能を高めます(タッチアップ)
・目地剤の上から微弾性塗料を塗布(タッチアップ)
雨漏り箇所散水試験
・散水試験の際には、約3時間ほど雨漏り箇所と思われる場所にホースで水をあて続けて様子を確認していきます。
点検口の設置
・点検口の設置を行います
点検口は、住宅・公共施設・商業施設など、天井や床、または壁に設置されていますが、普段そこまで気にして見ている方は少ないと思います。
点検口は、新しい住宅選びや雨漏り・排水などの点検するときに、必ずと言えるほど必要な物です。
雨漏りの疑いがある場合、天井裏の電気設備や空調設備に関する場所を確認することが多いですが、床下の場合は、土台または水廻りの配管や排水などの場所を確認します。
もし、異常が起きた時に、点検口がないと天井や床を壊さなくてはなりません。
ですが、点検口があれば天井や床を壊さなくても異常が起きている場所の確認が出来ます。
長く住み続けるには、点検口があるのはもちろん、定期的な点検も必要です。
最後に
タッチアップとは
■塗装後の塗装面に傷や塗り残しがあった際に修正処理として塗装を行うことです。
また外壁を釘打ちした後に釘が見えないように周りと同色の塗料を用いてパテ処理をすることや、外壁の部分的な汚れや傷を既存塗膜の色に合わせて部分的に塗り替え塗装することもタッチアップと呼ばれます。
タッチアップにはタッチアップ専用の塗料もあります。タッチアップは塗膜の厚さ、色合わせが難しいと言われています。
【外壁の部分的なタッチアップ】
外壁に部分的な汚れや傷などがあり、外壁全体としては塗り替えの必要がない場合、既存塗膜の色に合わせて部分的にタッチアップを行います。
部分的な塗り替えとなるため工期も短く、費用も少なく抑えられます。
こうしたタッチアップの際は、塗りたての塗装と既存の塗装の差が目立たないようにきれいに塗り過ぎず、できるだけ補修したことがわからないように汚れやしみなどをあえて少し残すなどして施工することも場合によってはあります。
【外壁の釘を隠すタッチアップ】
サイディングなどの外壁を釘打ちした後、釘の頭が目立たないように外壁と同じ色でタッチアップを行います。細かい部分ですが目立つ部分でもあります。
外壁に凹凸があるなど釘が目立ちにくいものであれば、釘のあとは隠れやすく、粗も目立たないためタッチアップの施工がしやすくなります。
また新築時に外壁材と同じ色のタッチアップを行った固定釘の頭の塗装が、外壁全体の塗装より早く劣化が進むこともあります。そうした場合にも釘の頭にタッチアップの塗装を行います。
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