新宿の象徴的な建物の一つである《新宿アルタビル》
休日にはなんと23万人以上の人々がビル前を通行すると言われています。
今回は新宿アルタビジョンの真下に位置する2階バルコニーの防水工事を弊社で施工しました。
工事情報
♦ 防水箇所:2階バルコニー
♦ 防水工法
- 平場《ウレタン防水・通気緩衝工法 AV-KK50Tフッ素 》
- 立上り《ウレタン防水・メッシュ工法 SD-立上り20Tフッ素 》
♦ 既存ボルト撤去補修
工事前
※工事は夜間に行われたため、工事写真の背景は夜間仕様となります。
工事後
工事の様子
- 防水層形成前に高圧洗浄で素地の汚れを洗い流す
- 既存のボルトを撤去し、撤去部の補修
- 既存の伸縮目地を撤去
- プライマー塗布後、目地にシーリング材を充填し、ヘラで押さえながら素地に対して平滑に仕上げる
- ケレンして錆や汚れを落とし、掃除する
- 下地補正のための塗料を塗る
- 通気シート貼り(通気緩衝工法で一番重要な工程)
- 下地に貼る通気シート。防水層内の湿気は外に通し、外部側の湿気や水は通さない。
- 通気シートは通気以外に、建物の衝撃を防水層に伝えにくくする緩衝の効果もある。
- 通気シートをしっかり固定するために目止めする
- 入り隅、ドレン廻り、脱気筒廻りにシーリングを充填
- 雨漏りの原因となりやすい箇所のため、シーリング補強はしっかりと行う
- 立上りメッシュ貼り
- 立上りとは、施工面の平らな場所(平場)に対して、垂直に移行した垂直部分のこと。その垂直部分にメッシュシートを貼っていきます。
- 防水工事をする際に立上りや平場と立上りのつなぎ目である入り隅部分もしっかりと防水しないと雨漏りの原因となるため、メッシュシートを貼って防水層を補強する。
- ウレタン1層目塗布
- ウレタン2層目塗布
- ウレタン塗膜防水は2回塗りをすることで適正な塗膜厚を確保し、耐久性能を高める。
- ウレタン防水は液体で防水層を形成するので、下地の形状になじみやすく、継ぎ目のない防水層が出来上がる。そのため、複雑な場所でも問題なく施行することができ、防水工事では最も使用されている工法。
- トップコート塗布
- トップコートはウレタン防水材とは異なり、防水機能のない保護塗料(トップコート → 一番上に塗る塗料)
- 防水層は紫外線にとても弱いので、トップコートを塗布し保護する必要がある
最後に
弊社では、小さな補修工事・防水工事・外壁塗装・大規模修繕まで、様々な条件の工事を元請で請負っています。
工事の見積りに関しては、依頼者のニーズ・その現場に適している方法をしっかりと提案し、柔軟な対応ができるよう常に心がけております。
例えば… 工事の際に必要となる【足場】の選定について。
修繕部位の範囲に見合わない足場を設置され、無駄な足場費用がかかってしまうのは避けたいものですよね。
それぞれの現場に合わせて《支柱足場・はしご・高所作業車・ブランコなど》柔軟に対応することが可能です。
また、作業方法・工程によって異なる規程のルールをしっかりと守り、対応しています。
同業者の中には、規程を無視しての危険な作業を平気で行っている場合もありますので注意が必要です。
手間ではありますが、ご希望の工事条件を満たすためにも複数の業者へ見積りの依頼をして比較検討してみてください。
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