当社のすぐ近くに聳え立つ、皆さんもご存知であろう
世界一の高さを誇る自立式電波塔
【東京スカイツリー】
この電波塔の鉄骨を錆から守るための塗装技術をご存知ですか?
今回その塗装技術について調べてみました!
高さは何度も耳にした事があると思いますが一応・・・
全高634mもあります。(語呂合わせでムサシとも言われています。)
東京スカイツリー | 高さ
634m |
第一展望台
350m |
第二展望台
450m |
東京タワー | 高さ
333m |
第一展望台
150m |
第二展望台
250m |
※東京タワーは2018年3月3日に第二展望台の高さが変わりました。
数字から見るだけでもその高さの違いは一目瞭然で
東京タワーのてっぺんよりスカイツリーの第一展望台の方が高い
ということになります。
両方を比べると
見晴らしや景色も東京スカイツリーの方が圧倒的に凄いです。
そんな東京スカイツリーの構造体である鉄骨が
調べてみるとさらに凄かったのです!
外部鉄骨を錆から守り、より長く、より美しく、保つための塗装技術について
ご紹介したいと思います。
《耐久性》はもちろん見た目の《美しさ》も求められている
東京スカイツリー。
高い防食性と美観を維持するために、明石海峡大橋などに代表される
本州四国連絡橋の鉄骨の塗装で使われている「重防食塗装」を採用。
しかし東京スカイツリーへの適用にあたり、重防食塗装の耐久性と環境性能をさらに向上させた
「重防食厚膜形ふっ素樹脂塗装」を開発したそうです。
これの特徴が
・耐久性などの向上
・揮発性有機化合物(VOC)の排出量削減
・塗装工程の削減
だそうです。
①清浄するとともに、表面をザラザラにしてのりを付けます。
②錆から守る塗料を塗ります。
③さらに②を守るための塗料を塗ります。
④紫外線による劣化、熱などを保護して、長期間美観を維持します。
塗装工事中に排出される環境への負担も
重防食塗装と比較してVOC排出量を31%も削減したそうです。
(ミストコートの削除・中塗工程の削除)
耐久性も優れているので、塗替え間隔も本州四国連絡橋などが20年のところ
東京スカイツリーは25年持つそうです。
このように東京スカイツリーの塗装は耐久性と美観のみならず
地球環境への影響も配慮して作られていたんです。
最後に東京スカイツリーの色は
日本の伝統色である藍染の最も薄くかすかに青みがかった「藍白」をベースにしたオリジナル色
「スカイツリーホワイト」
が用いられてるそうです。
毎日眺めている東京スカイツリーでしたが
調べてみると新たな発見ができました。
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