お客様の声:5点満点中4点を頂きました。
工事情報 | |
屋上防水工事 |
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構造 | ALC造 3階建て |
評価 | 4点 |
工事前
工事後
お客様 アンケート
工事の特徴
■仕様:塩ビシート防水
■工法:機械的固定工法
工事の様子
・工事前の様子
・端末ブチルテープ貼り
ブチルテープとは自己融着性のあるテープの事です。自己融着性のあるテープで空間を埋め尽くすことにより、水の通り道を無くし、又、空気との接触を遮断し大きな防食効果を生み出します。
・ラジアルシート貼り
湿気を逃し、下地の不陸を緩和する働きがあります。床部分に敷き詰めます。
・端部銅板打ちつけ
入り隅に鋼板を取り付けていきます。
・ディスク板固定用穴あけ
・エポキシ樹脂注入
樹脂アンカーやビスは、適正な引き抜き強度を有します。
・ディスク板ビス固定
ディスクを先に固定し、防水シートと接合するため、完成後の意匠性に優れます。
・塩ビシート貼り付け後→接合部溶剤溶着
【塩ビシート】正式にはポリ塩化ビニル樹脂を主成分とした合成高分子系防水シートと言います。
床全面に敷き詰めます。
塩ビシート貼り付け後、溶着剤(接着剤)を塗ってシートとシートのジョイント部を張り付けていきます。これでシートとシートを一体化させます。
・加熱融着
取り付けたディスクと塩ビシートをヒーターの熱でくっつけます。
・押さえこみ
加熱が完了したら濡れた軍手で冷圧着していきます。(冷やしながら圧着させる。)
・端末シーリング
全てを貼り合わせた後、重ね部がきちんと付いているかを全てチェックします。
そこで貼り合わせが甘い部分があった場合は加熱機でシートを温め溶着させます。シール材を用い、途切れのないようすべての接合部をシーリングします。
・外周入隅、出隅溶剤溶着
コーナーにパッチを張ります。
・工事後の様子
最後に
こちらは大手ハウスメーカーで建てたお家です。防水工事を行うにあたり、大手ハウスメーカーに御見積を取ったところ高額だった為、弊社にも御見積の依頼をいただき、比較した上で今回の工事に至りました。
このように弊社では大手ハウスメーカーの工事も行っています。
大手ハウスメーカーとの比較に是非弊社をお呼び下さい。
~塩ビシートの接着工法について~
塩ビシート防水の固定方法には「接着工法」と「機械的固定工法」の2つがあります。
【接着工法】
下地に接着剤を塗布し、防水シートを張りつける工法になります。シートが下地に全面接着されることにより、耐風圧性に優れています。機械的固定工法に比べ、下地の乾燥など下地条件に注意が必要です。
【機械的固定工法】
あらかじめ接着剤が塗られた固定具を下地に対してビスでとめて、その後シートを敷く形になります。そして、シートの上から誘導加熱装置を用いて固定具の上の接着剤を温めて溶かし、シートの裏側と固定具を接合する方法です。下地の影響を受けにくく、改修工事の場合など下地処理が最低限で済むので工期短縮をはかる事ができます。
機械的固定工法には、①UD工法(先打ち)②US工法(後打ち)の2種類があります
①UD工法(固定ディスク先打ち)
ディスクを先に固定し、防水シートと接合するため、完成後の意匠性に優れています。
②US工法(固定ディスク後打ち)
耐風圧性能に非常に信頼がおけ、高層階や沿岸の建物に対応しています。
塩ビシートは他の防水材と比較して既に下地にある素材の影響を受けることが少なく、様々な場所に対応することができます。燃えにくい性質も持っているので、安全性にも優れています。近年では単一色のカラーリングだけでなく、模様がプリントされた防水シートなどもあるので、防水効果だけではなく美観も向上することができます。
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