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外壁塗装の手直し作業はなぜ必要?その理由とかかる費用
外壁塗装が完璧に行われる可能性は100%ではありません。
外壁塗装後に手直しが発生する可能性もあります。
ただし、手直し時の費用負担額は状況によって異なります。
そこで今回は、外壁塗装時の手直しの費用負担バランス・手直しを依頼するときの注意点を中心に紹介します。
外壁塗装の手直しが必要な主なケースとかかる費用は?
外壁塗装のプロといえども、所詮人間が行っている作業です。
ときには、外壁塗装後の手直しが必要となるケースもあります。
ここでは5つのケースに分けて、費用負担について見てみましょう。
ケース1:業者の塗り忘れ
業者が塗り忘れていた場合は依頼者に過失がないため、基本的には業者側の負担です。
ただし、業者にモノを片付けるようにいわれたのに無視するなど依頼者側の不備だと、業者に負担してもらうのは難しいと言えます。
ケース2:思っていた色と違う
思っていた色と違うのは依頼側の都合なので、業者に負担を求めるのは難しいと言えます。
また、これは色に関しての打ち合わせをしっかりと行うことで、ある程度防げる事例です。
いくら文句を言っても、業者側に落ち度がない限りは全額依頼者の負担となります。
また、1回目の塗装時と比べて費用は高くなるケースが多いので覚えておきましょう。
ケース3:色ムラがある
色ムラがあった場合、どちらの負担になるかはケースバイケースです。
というのも、人によって見方が異なるためです。
依頼側が色ムラを指摘しても業者側が認めない場合は、全額依頼側で負担しなければならなくなる可能性が高くなります。
高い場所の色ムラだと再度足場を組む必要があるため、依頼者の費用負担も大きくなります。
逆に、業者が色ムラを認めると割安料金か無料で依頼できる確率が上がります。
ただし、依頼者側の都合でも無料で塗り直しを引き受ける業者も存在するため覚えておきましょう。
ケース4:すぐに塗装が剥がれてしまった
塗装が剥がれた場合も、状況によって費用負担のバランスは異なります。
業者の作業が原因で塗装が剥がれた場合は、依頼者が全額費用負担することはほとんどありません。
ただし、外壁塗装工事から日にちが経っていたり業者側の過失と認められなかったりしない場合は、依頼者の負担はあると思った方が良いです。
また悪徳業者の場合、その時期には会社自体がなくなっているという可能性もありますので、こういうことが起きないように業者選びには細心の注意を払いましょう。
ケース5:すぐに外壁が錆びてしまった
外壁がさびたときの状況によりケースバイケースです。
たとえば、建物の築年数が10年以上経っていて外壁がさびた場合だと、建物の劣化で錆びた可能性が高いため依頼主の負担になる恐れがあります。
逆に建物の築年数が2、3年しか経っていないのに外壁塗装後に錆びた場合は、手抜き工事の恐れがあるため業者側に負担してもらえるかもしれません。
ただ、この事案も原因をハッキリ特定できないため業者に全額負担してもらうのは難しいと思った方が良いです。
外壁塗装の手直しを依頼する際の注意点
勢いで外壁塗装の手直しを依頼すると、想定外のことが起こる恐れもあります。
ここでは、手直しを依頼するときの注意点を紹介します。
注意点1:建物販売会社に問い合わせる
建物を購入した販売会社に問い合わせましょう。
評判の良い外壁塗装業者を紹介してもらえる可能性があるためです。
住宅販売会社によっては費用を一部負担してもらえる可能性もあります。
覚えておいて損はないはずです。
注意点2:各業者の料金を比較する
同じ塗装工事でも、業者によって金額は異なります。
必ず見積もり料金の比較は行ってください。
業者間で数万円から数十万円の差が出るケースもあるため、業者比較サイトなどで確認することをおすすめします。
料金が安くても外壁塗装の質が良い業者は存在するので、ピッタリな業者を探してみてください。
注意点3:作業完了後は、業者と立ち会って確認をする
2回目の依頼でも、外壁塗装で問題が発生する場合もあります。それを回避するために、業者と立ち会って細かい部分まで確認することを忘れないでください。
また、外壁で気になる箇所があれば写真・動画撮影をして証拠を残すのも1つの手です。撮影日付が残るスマホなどで撮影しましょう。ただ外壁塗装完了後から数日後に業者へクレームを伝えても対応してもらえない場合があります。
外壁塗装完了日当日か、翌営業日に外壁塗装業者の営業担当へ連絡することをおすすめします。
外壁塗装は手直しが発生しないよう慎重に話を進めよう!
外壁塗装の作業を依頼する場合は、手直しが発生しないように何らかの対処をする必要があります。
横着な態度をとる業者も存在するため、自分の身は自分で守るのが鉄則です。
無駄な費用を発生させたくない人は、意識してみてください。
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