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外壁塗装における各作業内容の適正価格はどれくらいが相場?
多少の違いはあれど、外壁塗装に関する価格相場や適正価格は大体決まっています。
そのため、業者が出した見積書にきちんと価格相場から大きくはずれない適正価格が書かれているかが良い外壁塗装業者を選ぶ上で重要な基準となります。
ここでは外壁塗装の各作業の価格相場や適正価格がどれくらいなのかについて詳しく解説いたします。
外壁塗装の基本作業の適正価格はどれくらい?
外壁塗装は細かい作業内容の追加などはあっても、基本作業は次の通りです。
1、足場組み立て
2、劣化状況の確認&下地補修
3、高圧洗浄
4、養生
5、肌合わせ、錆止め、ケレンなどの作業
6、下塗り
7、外壁塗装(中塗り、上塗り)
8、屋根塗装
9、その他部分の塗装
10、チェック
11、掃除・撤去作業
12、最終チェック&修正
この基本作業代金と使った塗料の種類、塗る面積、塗る回数などによって大体決まってきます。では、この中から抑えておくべき基本作業の適正価格を平米単価で詳しくご紹介していきます。
足場組み立て
外壁塗装は住宅の1階部分だけではなく、2階部分にも行うため、家の周りに足場を組み立てて作業を行います。
この足場組み立てはどの現場でも安全にかつ高品質で仕上げるために必要な工程なので、見積書には足場代として必ず含まれています。
足場組み立てが他の養生や飛散防止ネットなどと一緒に合算されている場合を除き、適正価格は600〜800円(1平米単価)になります。
この適正価格を大幅に超えるものは怪しいと判断して良いでしょう。
下地補修
下地補修とは、ひび割れてしまった外壁を補修したり、ALCやサイディングボードなどの継ぎ目のシーリングの補修や取り替えを行ったり、する外壁塗装を行う前に必ずやらなければならない大切な工程です。
もちろん外壁にひび割れなどがなく、補修の必要がなければ見積書に「下地補修」と書かれることはありません。
注意したいのが、「下地補修」として費用が見積もられているのにもかかわらず、実際に行われていないという点です。
下地補修の適正価格は、17,000〜20,000円(1平米単価)になります。
高圧洗浄
外壁は雨風に長年さらされているので、月日とともに土や泥などで汚れてきます。
汚れたまま塗装をしてしまうと、塗膜と外壁の間に土や泥が入ってしまい、外壁塗装が剥がれやすくなってしまったりします。
それを防ぐために壁を綺麗にする工程が高圧洗浄です。
高圧洗浄の適正価格は200〜250円(1平米単価)になります。
養生
塗装前には、他の塗装しない部分に塗料などが飛びちらないように専用のカバーをかけます。
これを養生と呼びます。
適正価格は100〜180円(1平米単価)です。
下塗り
塗料がより乗りやすくなるために、また外壁塗装の耐久性や防水性などを高めるために行われるのが下塗りと呼ばれる工程です。
適正価格は600〜900円(1平米単価)です。
外壁塗装
外壁塗装とは、下塗りの上に「中塗り」「上塗り」と行う工程です。
この作業の適正価格は塗料の次のような平米単価によって決まります。
・アクリル系塗料:1,000〜1,200円
・ウレタン系塗料:1,800〜2,000円
・シリコン系塗料:2,500〜3,500円
・ラジカル系塗料:2,500〜3,500円
・フッ素系塗料:3,500〜4,500円
・光触媒系塗料:5,000〜5,500円
・無機系塗料:5,000〜5,500円
・遮熱系塗料:5,000〜5,500円
また、通常は下塗り含めて、中塗り、上塗りと3回塗りが基本ですが、4回塗りの場合には塗料がその分多く必要なため、その分価格が高くなります。
その他部分の塗装
外壁塗装では外壁だけ塗る場合もあれば、次のように付随する部分を一緒に塗装する場合があります。
・屋根:屋根の種類と塗料によって異なる
・雨樋(あまどい):
・軒樋(のきどい)
・軒天(のきてん)
・雨戸
・破風板
その際にはその分使った塗料と費用が加算されます。
その他諸経費
外壁塗装では養生などによって廃材などが出ます、それらのゴミ処理などで30,000円ほどの諸経費がかかりますので、こういった細かい点もしっかりとチェックしましょう。
外壁塗装の適正価格を抑えておけば騙されることは少なくなる!
外壁塗装で騙される人の多くは、適正価格の相場を全く知らない人がほとんどです。そのため、少なくとも見積書の外壁塗装の適正価格がわかっていれば、こういったリスクから身を守ることに繋がります。
覚えてしまえば、意外と単純な料金体系なので、外壁塗装検討時にはぜひ適正価格を把握しておくようにしましょう!
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