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昔ながらの外壁塗装!塗り壁のメリット・デメリットとは?
外壁塗装時にはタイル・サイディングの方法以外に、塗り壁を用いる方法もあります。なかには、敢えて塗り壁での外壁塗装を選ぶ人もいます。本記事では、塗り壁の概要・魅力を載せつつ、メリット・デメリットを紹介します。
塗り壁って何?塗り壁の魅力とは?
塗り壁とは、水や砂・セメントなどが含まれたものを上塗りして仕上げる壁のことです。モルタルの成分割合によって塗り壁の種類は異なります。塗り壁の代表的な種類には「土壁、砂壁、漆喰壁、ブラスター壁」などがあります。
モルタルの塗り方・モルタルの厚さによって塗り壁の雰囲気を変えることができるため、オリジナリティ・独自性を追及したい人におすすめの壁だといえるでしょう。なお、外壁の一面を塗り壁にする人もいれば、外壁の一部分のみを塗り壁にする人もいます。
1、タイルやサイディングと何が違うの?
タイルやサイディングでは、あらかじめ仕上がっているタイルや板を外壁に貼っていきます。一方、塗り壁では「モルタル」と呼ばれる建築材料を塗装して作る壁ですので、あらかじめ仕上がっているタイルや板は貼りません。塗り壁では既製品のタイルや板を貼らないため、手作り感を出しやすい壁といえるのです。
外壁塗装を塗り壁にするメリット
塗り壁にするメリットは下記の通りです。
1、仕上がり具合を調整しやすい
塗り壁の場合はモルタルを塗る量を調整すると、外壁の厚みを自由に変えることができます。さらにモルタルには粘着性があるため、モルタルが固まる前であれば塗り壁の模様や柄を自由に付けられます。
また「カラーモルタル」を使うと指定されたカラーバリエーションの中から、好きな色の塗り壁を作ってもらうことも可能です。
2、アレルギー症状が出づらくなる場合がある
外壁をタイルやサイディングでアレルギー反応が出た人のなかには、塗り壁にした途端アレルギー反応が出なくなる人もいます。なぜなら、タイルやサイディングで使う板とモルタルに含まれている化学物質の量が違うからです。
タイルやサイディングで使う板には化学物質が含まれているため、アレルギーが出やすくなります。一方、モルタルの場合は土や砂など自然界のものが多いです。タイルやサイディングで使う板と比べると化学物質は少ないため、塗り壁にするとアレルギー反応が出づらくなるのです。
外壁塗装を塗り壁にするデメリットはどんなところ?
ここでは、塗り壁のデメリットを2つ紹介します。
1、職人の技術によって仕上がり具合が異なる
タイルやサイディングの場合は外壁にタイルや板を貼って作業をするため、職人による出来栄えの差は出づらいです。しかし、塗り壁は手作業の部分が多いため職人の技術によって仕上がり具合は異なります。
職人の技術が未熟だと塗り壁の厚みにムラが出たり、塗り壁の耐久性が短くなったりする恐れもあります。
2、補修費用がどれくらい発生するか分からない
頑丈な塗り壁を作る職人であれば、補修箇所が少なく済むため、補修費用が安く済むかもしれません。しかし、職人が脆い塗り壁を作った場合、補修箇所・範囲の面積が広くなって補修費用が高く付くこともあります。
すなわち、職人の技術によって補修金額・補修頻度は変わるということです。塗り壁の素材ではなく職人のスキルも、補修費用に影響するため覚えておきましょう。
自然素材や味のある落ち着いた風合いが塗り壁の魅力!
塗り壁は自然素材を使っているため、タイルやサイディングで使う板と比べるとアレルギー反応は起こりづらいです。また、土や砂で感じる温もりを活かせば落ち着いた雰囲気の建物にすることもできます。
塗り壁で使用する塗料によって建物の雰囲気も変わりますおぼえt。外壁のイメージに合わせて塗料の素材を選んでみると良いでしょう。
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