外壁塗装の臭いや音、塗料などが赤ちゃんへ与える影響はあるの？

外壁塗装中には鼻をつく独特な塗料の臭いがします。また、いろいろな作業の音がします。
これらの臭いや音が赤ちゃんに与える影響や、赤ちゃんを考慮した業者の選び方、注意点についてまとめました。

外壁塗装が赤ちゃんへ与える3つの影響とは？

外壁塗装が赤ちゃんに与える影響は、主に「音」「臭い」です。
また、アレルギーを持っている赤ちゃんの場合には、その影響も事前にしっかりと塗装業者と話しておく必要があります。

音

外壁塗装工事で最も騒音が発生するのは、足場の組立て・解体、屋根・外壁の高圧洗浄などの限られた期間です。
大きな音がして赤ちゃんが目を覚ますなどということもあるかもしれませんが、あまり神経質にならなくても良いのではないかと思います。
しかし、妊娠中の場合は、お母さんが騒音からストレスを受けて身体の血流が悪くなることが考えられ、これによって、胎児に運ばれる酸素や栄養の量が減ることになります。
特に妊娠初期は音などの刺激に敏感な時期ですので、外壁塗装工事で騒音がする期間は静かな場所に避難した方が良いでしょう。

臭い

外壁塗装に「油性塗料」を使う場合は、有機溶剤が含有されているため、刺激臭（シンナー臭）を発生します。
有機溶剤には、中枢神経を麻痺させる作用がありますので健康被害を起こしてしまいます。
赤ちゃんがいる場合は特に「油性塗料」は使わないほうが良いです。
「水性塗料」の場合は、塗料独特の臭いはしますが、塗料自体の臭いですので、健康被害はほとんどないと考えて良いでしょう。

アレルギー

赤ちゃんやアレルギーの方がいる場合は、「水性塗料」の中でも、ホルムアルデヒド放散等級の表記が「Ｆ☆☆☆☆（エフ・フォースター）」を選んだ方が良いです。
この等級はシックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドの揮発量が少ない塗料に与えられるものです。

外壁塗装から赤ちゃんを守るためには？

外壁塗装中は赤ちゃんに少なからず悪影響が出てしまうため、できる限り悪影響から赤ちゃんを守る対策をする必要があります。
主に注意すべきは「業者選び」と「換気」です。
主治医がいる場合には事前に相談したり、実家が近いのであれば外壁塗装中はそちらに預かってもらうなどの対策方法もあります。

しっかり相談にのってくれる業者選び

赤ちゃんがいる場合は、特に塗装業者選びを慎重に行う必要があります。
見積もり段階から、塗装業者に「赤ちゃんがいるので工事の影響が心配だ」ということを相談することをおすすめします。
使用する塗料の選定や工事方法、工期などについて考慮してくれるでしょう。

主治医がいるなら相談

主治医の先生がいる場合は、事前に相談をしてアドバイスを受けておくと良いと思います。

外壁塗装中は換気をしっかりと

足場組みが終わると、窓はテープで養生されて開けることはできなくなります。
しかし、臭いが家の隙間や換気口などから入ってくることが考えられますので、室内の換気は十分に行ってください。
外壁塗装を行っている壁の反対側の窓を開けて、サーキュレーターや扇風機の風を窓に向けて送り、室内の臭いを外に追い出すように換気してください。