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外壁塗装を自分で点検する際に見るべきポイントや定期点検の方法
外壁は常に雨風にさらされており、いつどのような補修が必要になってもおかしくありません!
家を常に良い状態に保つためには、定期的に外壁塗装をすることが必要ですが、同時に日頃の点検も大切です。
ここでは外壁塗装の点検方法や注意点などについて解説します!
外壁塗装の定期点検はどれくらいの頻度で行うべき?
理想的には、1年に1回の定期点検を行った方が良いです。
外壁の状態を毎年確実に把握することができますし、万一不具合が発見された場合にもすぐに対処することができます。
毎年が難しい場合でも、3年~5年に1回は行うようにしてください。
外壁塗装で点検すべきポイント
外壁には数多くの種類があり、どのような材質の外壁かによって点検するポイントが変わってきます。
ここでは住宅に使われる外壁の約7〜8割に使われている「サイディングボード製外壁」「モルタル製外壁」について点検すべきポイントをご紹介いたします。
モルタル製外壁
モルタル製外壁の場合のチェックポイントは、「ひび割れ」「塗膜剥離」「チョーキング」です。
まずは家全体を見回してヒビ割れがないかを点検します。ヒビ割れには大きく分けて次の2種類があります。
・ヘアークラック:塗膜だけに入っている幅0.3mm以下の小さいヒビですので、外壁には問題はないと考えられます。
・構造クラック:外壁に入っている幅0.3mm以上のヒビのことで、そこから雨水が浸入して建物内部を傷める恐れがあります。
次に外壁に、塗膜剥離(塗膜のハガレ)や膨れなどの異常がないかをチェックします。
最後に、チョーキングのチェックをします。
外壁の塗膜を手で触ったときに、手に白いものがついてしまう現象をチョーキングと言います。これは、塗料に含まれている顔料が粉化して表面に出てきている現象ですので、この現象が発生したら次の塗り替えを考える時期と言われています。
サイディングボード製外壁
サイディングボード製外壁のチェックポイントは、目地の部分です。
サイディングボードの間の樹脂製の詰め物をコーキング(またはシーリング)と言います。
コーキングが劣化すると、縮んで固くなってしまうため目地に割れができます。コーキングの下には防止材が詰められていますが、それも劣化すると建物内部に水が浸入してしまいます。
屋根
屋根に登って自分で点検することは非常に危険ですので、専門家に依頼してください。
どうしても自分で確認する場合は、双眼鏡を使って遠方から見る方法があります。
雨樋(あまどい)
雨樋のチェックポイントは、次の通りです。
可能であれば雨の日に行うことによって、晴れているときにはわからない不具合をチェックすることができます。
・軒樋や集水器にゴミや落ち葉などが詰まっていないか。
・継ぎ目がはずれたり、割れたりしていないか。
・雨樋が異常な曲がり方をしていないか。
・受け金物はしっかり固定されているか。
・雨だれで地面が掘れていないか。
点検の際に簡単なお手入れもやっておこう!
点検を行った際に、外壁に汚れ等が見つかった場合は、お手入れを行いましょう。
外壁のお手入れは、次のような手順で行います。
それほど難しいものではありませんので、家の寿命を延ばすためにもぜひ行いたいものです。
1.ホースの水をかけて付着した汚れ等を落とします。
2.水だけでうまく落ちない場合は、ブラシを使ったり、中性洗剤とぬるま湯を使って落とします。
3.それでも落ちない汚れについては、専門の業者さんに相談した方が良いでしょう。あまり無理に落とそうとすると、外壁の塗膜を剥がしてしまう可能性があります。
外壁塗装の定期点検をサービスでやってくれる業者もある!
外壁塗装後はきちんと定期点検をすることが重要です。
定期点検を行うことによって外壁や建物の寿命を伸ばすことが可能となります。
外壁塗装業者を選ぶときには、工事はもちろんですが、定期点検などのアフターサービスも考慮して業者を選ぶことが大切です。
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