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外壁塗装の一般的な保証年数と内容を知っておこう!
外壁塗装を行っても、短期間で欠陥が出てしまう場合もあります。
そんなときに役立つのが「外壁塗装後のアフター保証制度」です。
今回は、外壁塗装保証の概要・保証期間の目安を中心にご紹介します。
外壁塗装の施工後のアフター保証とは?
外壁塗装施工後にある一定期間の間に短期で欠陥や不具合があった場合、保証してもらえる制度がアフター保証制度です。
「施工後に外壁がはげた」「外壁塗装で自宅が傷んだ」などの理由のものは、保証の対象となります。
ただし、保証制度の種類は色々とあり、種類によって保証内容は異なるため、外壁塗装を行う前にこの保証制度についてしっかりと確認するようにしましょう。
外壁塗装の保証の種類
外壁塗装の保証には、メーカーや外壁塗装業者が独自で行なっている自社保証と、第三者機関が行なっている第三者保証の2種類があります。
自社保証
自社保証とは、外壁塗装を行った業者が独自で保証している制度のことです。
一般的には、10年程度保障してもらえます。
しかし、施工を行った業者が倒産すると、保証制度は切れてしまうので要注意です。
また、業者によっては保障内容が充実しておらず、外壁に欠陥があっても保証してもらえないケースもあります。
外壁塗装後のアフターフォロー内容も調べておきましょう。
第三者保証
第三者保証は、塗装業者以外の団体で設定されている保証制度です。
外壁塗装業者が倒産しても保証してもらえるケースもあります。
築産業専門団体連合会の「長期性能保証制度」
建築産業専門団体連合会は、国土交通省が管轄となっている連合会です。
約40の団体が加盟しており、外壁周りを保証してもらえる場合もあります。
保証期間は10年ですが、塗装業者が原因ではない場合、保証対象外なので気をつけましょう。
マスチック事業協同組合連合会の「長期性能保証」
累計の申し込み件数が5,000件を超える協会の保証制度です。
連合会の規模も大きいため、信頼性があります。
ただし、マスチック事業協同組合連合会の「長期性能保証」に加入している組合員が施工した場合しか、保証されないためご注意ください。
日本塗装工業会の「ペインテナンス」
2,000件以上が加盟している団体の保証制度です。
日本塗装工業会の担当者が検査し、保証の有無を調査します。
その後、保証が認められれば受理されます。
ただし、日本塗装工業会が会員となっている業者が外壁塗装した場合しか保証されないのでご注意ください。
なお、保証の例外もあるので、詳しくは運用元へお問合せください。
塗料メーカー保証
塗料が原因で損害が出た場合は、塗料メーカーが保証するケースもあります。
業者に前もって、塗料メーカーを聞いておくと欠陥被害時の手続きもスムーズにいきます。
外壁塗装を依頼する前に、信用できる塗料メーカーか調べておくのも1つの手です。
外壁塗装の保証年数・内容の目安
◉外壁塗装の保証年数・内容の目安
最後の章では、外壁塗装の保証年数・保障内容の目安を見てみましょう。
使用する塗料別
塗料によって保証年数は異なります。下記の通りです。
・ウレタン
ウレタン製塗料の保証期間は5年前後です。4つの塗料の中でも持ちは悪いといわれています。
・シリコン
シリコン製塗料の保証期間は7年前後です。ウレタンと比べて持ちはいいですが、フッ素・光触媒に比べると持ちは短いといわれています。
・フッ素、光触媒
フッ素と光触媒の保証期間は、7~10年程度です。塗料の中でも、1番長持ちといわれています。
工事内容別
工事内容によっても、保証年数は異なります。代表例は下記の通りです。
・タイル補修
タイルを補修した場合の保証期間は、3~5年程度が一般的です。
・シーリング
シーリングとは、外壁の隙間を埋める作業です。保証期間は短くて1年、長くて5年程度です。
・防水
防水加工した場合の保証期間は、最長で10年程度といわれています。ただ、工事箇所によって保証年数は異なるためご注意ください。
外壁塗装業者選びの際には保証内容に注意しよう!
外壁塗装業者を選ぶときは、保障内容を確認しましょう。
業者によって、補償内容は異なります。
また、保証に加入しているからといって、絶対に無料で修理してもらえるわけではありません。
外壁塗装完了からの年数によっても、保証時に発生する費用は異なります。
外壁塗装工事費用の安さだけではなく、保証制度が充実している業者を選んで外壁塗装を依頼しましょう!
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