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外壁塗装の一般的な見積の内訳と平均価格相場について解説
外壁塗装の費用は、外壁塗装業者によって異なります。
ただし、一般的な費用は決まっています。
高額請求する業者もあるため市場価格の確認は大事です。本記事では、外壁塗装の平均価格相場を中心に紹介します。
項目ごとに詳しく費用を載せてありますので、見積時の参考にしてみてください。
外壁塗装の一般的な見積の内訳と平均価格相場
外壁塗装の見積目安と平均価格相場を項目ごとに見てみましょう。
内容は下記の通りです。
内訳1:足場代
足場代は足場を組む費用の他に、飛散防止ネット、養生の代金が含まれています。
足場と養生代は各1㎡「600円~800円」程度で、飛散防止ネットは1㎡「100円~200円」程度です。
つまり、外壁塗装の範囲が広くなるほど料金が上がるということです。
さらに、足場で使う用具が増えると費用もかさみます。
なお、足場代を無料としている業者もありますが、他の費用に上乗せしているケースもあるのでご注意ください。
内訳2:塗料代
塗料の代金も使う量が増えるほど費用はかさみます。
さらに、塗料の素材によっても費用は異なります。各塗料の費用は下記の通りです。
・アクリル、無機:1㎡あたり1,000~1,500円程度です。無期塗料は10年程度持ちますが、アクリルの耐久年数は5~7年です。耐久年数が短ければ塗り替える回数が増えて、コスト増につながります。長期的に建物を保存する場合は、耐用年数が長い塗料を使った方がいいかもしれませんね。
・ウレタン:1㎡あたり1,800円~2,000円程度です。耐久年数は8~10年といわれています。外壁塗装で一般的に使われる塗料です。
・フッ素、ラジカル:1㎡あたり2,500円~4,500円程度です。ラジカル塗料は3,000円以内に収まる場合が多いですがフッ素塗料4000円台になることがあります。ただ、フッ素塗料の耐久年数は15~20年です。アクリルと比べるとコスパはいいかもしれません。
・ガイナ:1㎡あたり4,000円程度です。耐久年数は15~20年とフッ素塗料と同じ程度持ちます。
・アステックペイント、スーパームキコート:1㎡あたり4,000~5,000円台と思っていいでしょう。ただ、スーパームキコートの耐久年数は20年以上といわれています。外壁塗装の回数を減らしたい人におすすめの素材です。
内訳3:作業代
外壁塗装の作業工程にも費用は発生します。
主な作業項目は下記の通りです。
高圧洗浄
高圧洗浄とは、外壁の汚れを落とす作業です。
1㎡あたり100~300円程度が一般的です。
自身で汚れを落とせる場合は、省略してもいいでしょう。
ただ、自宅用のホースで汚れを落とすことは難しいのでご注意ください。
下地処理
ヒビが外壁に発生しないようにする処理です。
1,000円台で収まるケースもあれば、2万円台になることもあります。
作業量が増えると費用は上がっていくでしょう。
外壁塗装
外壁塗装の費用は、1㎡あたり2,000円前後かかります。
外壁塗装の面積が広いほど、費用はかさみます。
ただし、前述の通り、塗料の種類で金額が異なるため覚えておきましょう。
シーリング
シーリングとはコーキングの補修をすることで、外壁の隙間を補修する作業のことです。業者へ依頼した場合、30~50万円程度発生します。
付帯塗装工事
各業者で設定項目は異なります。
例えば、玄関扉・雨戸・シャッターなど、いろいろな項目が設定されています。
安ければ数万円程度、高ければ数十万円の費用が発生するため覚えておきましょう。
内訳4:諸経費
材料代や出張費、廃材処分代などの費用です。
安ければ数万円、高ければ数十万円発生します。
業者によっては、根拠もなく諸経費を高額設定しているケースもあるのでご注意ください。
外壁塗装業者に依頼する際は見積と内訳をしっかりチェックしよう!
同じ作業量でも、外壁塗装業者によって料金は異なります。
外壁塗装を依頼する前には、複数の外壁塗装業者へ依頼することをおすすめします。
費用の内訳も確認して、法外な費用を請求されないかチェックするのも大事です。
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