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外壁塗装の虫対策!虫が寄ってきやすい色と寄ってきにくい色
外壁塗装工事の際に、虫が集まってきて作業のじゃまになったり、乾燥する前の塗装面に付着して見栄えを悪くしてしまうこともあります。
ここでは、虫が寄ってくる理由、寄ってきにくい色、虫対策などについてご説明します。
外壁塗装後の虫の付着に注意!
外壁塗装後はしっかりと乾燥させる時間が必要となりますが、完全に乾燥する前に虫が付着してしまうことがあり、見た目には小さな黒い斑点のようになってしまいます。
虫が外壁の広範囲にわたって付着するほど見栄えが悪くなりますので、注意が必要です。
外壁塗装に虫が付着する理由
外壁塗装面に虫が付着する理由ははっきりと分かっていませんが、塗料に含まれている水分や、シンナー・トルエンなどに寄ってくるのではないかと推測されています。
外壁塗装の虫対策1:虫が寄ってきにくい色の塗料を使う
虫の種類にもよりますが、カブトムシなどは白を認識していると言われており、花を好む虫類は黄色を認識すると言われています。外壁が黄味のあるクリーム系の色などは虫が集まりやすいので注意が必要だと思われます。
逆に、虫が寄ってきにくい外壁の色としては、グレー・茶・赤・ピンクなどがあるようですので、虫が集まりやすい地域の場合は考慮してみてはいかがでしょうか。
外壁塗装の虫対策2:防虫塗料を使う
飛んでくる虫を防ぐ塗料として、関西ペイントから壁に塗る虫除け塗料「アレスムシヨケクリーン」が発売されています。塗料の色は白ですが、乾くと無色透明になるようです。
これは外壁塗装用の塗料ではなく、虫除けのみに効果がある塗料で、室内のビニールクロスの壁などの他、室外のバルコニーの壁面、玄関周りの壁面にも塗れるそうですので、夏の夜に玄関灯などに集まってくる虫を防ぐ効果があると思われます。
効果のある虫は、ユスリカ、ウンカ、ヨカバイ、チョウバエ、キイロショウジョウバエ、蛾、羽アリ、白アリ、ハチ、クモ、カメムシ、ブヨ(ブユ)、アブ、タンスの虫ということです。
また、虫付着予防剤と言って、塗料に極少量添加するだけで塗料独特の臭気を軽減し、作業性を高めるための添加剤があります。これは、シンナーなどによる独特の臭気を軽微にすることで、蚊をはじめとする虫類が近づきにくくなり、塗装面に付着しにくくなるという効果もあります。
外壁塗装の虫対策3:塗装後にペーパーで補修
外壁塗装の乾燥前に虫が付着すると小さな黒い斑点のようになってしまいます。このような場合は、塗装完了後にペーパーを当てて補修をしますが、補修するときはふわっと吹くように行い、少しずつ進めるようにします。
外壁塗装の虫対策4:家の外回りのライトをLEDに替える
虫は紫外線を認識して寄ってくるので、屋外にライトを付けるときは、紫外線をほとんど発しないLEDライトを使うと、虫が近寄ってこないと言われています。虫を寄せ付けないようにするには、LEDライトの使用が好ましいといえます。
虫対策には色よりも光(紫外線)が重要!
虫には、紫外線を認識する能力があると言われており、紫外線を反射しやすい領域の色に集まってくる習性があります。そのため、白・青・紫などの紫外線を反射しやすい色の外壁には、虫が集まりやすい傾向があるのかもしれません。
また、紫外線をほとんど出さないLEDライトには虫が集まらないということもよく知られています。つまり、外壁塗装中の虫除け対策として紫外線を出さないことが重要で、外壁の色よりも光(紫外線)を工夫することの方が効果的だということになります。
外壁塗装作業中に照明を使う際には、紫外線をほとんど出さないLEDライトを取り付けておくと、虫除け対策に役立つでしょう。
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