外壁塗装のタッチアップとは?タッチアップの種類や必要性
外壁塗装の仕上げ塗装を行ったあとに傷や塗り残しが見つかった場合や、仕上げ塗装後に外装部材を釘止めした際の釘の頭を隠すために修正塗装することをタッチアップと言います。
ここでは、外壁塗装のタッチアップの種類や必要性などについて説明します。
外壁塗装のタッチアップとは?
タッチアップとは、外壁塗装工事の仕上げ塗装後の塗装面に傷や塗り残しが見つかった場合に修正塗装を行うことで、塗装工事の最後や、のちに一部分を塗り直す場合などに行います。
また、サイディングや幕板・鼻隠し・破風板などの塗装された外装部材を釘止めしたあとに、釘の頭を隠すために周りの外壁と同じ色の塗料を塗ることもタッチアップと呼ばれます。
さらに、外壁塗装工事が終わった後に、何らかの事故で塗料の一部が剥がれてしまったような場合の補修塗装もタッチアップと言います。
タッチアップの種類
タッチアップには、「部分的なタッチアップ」と「釘を隠すためのタッチアップ」があります。
1、外壁塗装の部分的なタッチアップ
外壁に部分的な汚れ、傷などがあるものの、外壁全体としては塗り替えの必要がない場合、既存の塗装の色に合わせて部分的にタッチアップを行います。部分的な塗り替えとなるため工期も短く、費用も少なく抑えることができます。
部分的なタッチアップの際は、既存の塗装とタッチアップの塗装との違いが目立たないようにする必要があるため、あえてきれいに塗り過ぎないようにしたり、できるだけ補修したことがわからないように汚れやしみなどを少し残すなどして施工することもあります。
2、釘を隠すためのタッチアップ
サイディングなどの外壁や幕板・鼻隠し・破風板などを釘止めしたあとに、釘の頭を隠すために周りの外壁と同じ色の塗料でタッチアップを行います。表面に凹凸があるなど釘が目立ちにくい外壁材であれば、釘の頭は隠しやすく、粗も目立たないためタッチアップの施工がしやすくなります。
また、新築時に外壁と同じ色のタッチアップを行った釘の頭の塗装が、外壁全体の塗装より早く劣化が進むこともありますので、こういう場合にも改めて釘の頭にタッチアップを行います。
タッチアップはなぜ必要?
建物は長期間にわたって直射日光や風雨にさらされますが、外壁塗装の塗膜がこれらの影響を緩和して劣化を防ぐ役割をしています。
新築時や外壁の塗り直し時に傷がついたり塗り忘れがあったり、その後に何らかの原因で塗料が剥がれた場合に、その部分をタッチアップしてきちんと補修塗装しておかないと、そこから劣化が進んでいくことになります。
新築の建物の場合、塗装が一部剥がれていても、しばらくは外壁材や内装材などの防水性で雨漏りは発生しませんが、時間の経過とともにそこが起点となって被害が拡大していくのです。
外壁塗装業者の技術力が問われるタッチアップ!
タッチアップとは外壁塗装後に行う修正のための部分的な塗装のことで、タッチアップする際は、補修したことが目立たないようにすることが重要となります。
そのためには、すでに塗装されている他の外壁部分との色合わせや塗膜の厚さを合わせる必要があり、外壁塗装業者の技術力が問われる作業とも言えます。下手な業者や悪徳業者に依頼をすると、タッチアップの部分が目立つなどの問題が起こることがありますので、タッチアップが必要となった場合は、外壁塗装を依頼した業者がアフターフォローなどを行っているはずなので、問い合わせをすると良いでしょう。
なお、外壁塗装を行った際には余った塗料をもらっておくと非常に便利です。余った塗料は同じ色なので、その塗料を使用して塗り直しをすれば色が合わないということが起こらないからです。
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