江東区・W様邸の屋上防水工事を【ウレタン塗膜防水・密着工法】で行いました。
工事情報 | |
防水工事 | |
構造 | ALC造 3階建 |
工事前
工事後
工事の特徴
■ウレタン塗膜防水
■仕様:密着工法 ZHEK-200
■防水メーカー:株式会社ダイフレックス
工事の様子
・工事前の状況
・高圧洗浄
施工箇所の表面や既存の防水層の表面はほとんどの場合汚れていて、埃やコケ類が付着しています。このような状況のまま防水層を形成しても、しっかりした施工はできないため、まず最初に行う下地処理作業が非常に重要となる。洗浄を行わずに新たな防水層を作る工事を行うと密着が弱く数年後に剥がれたり、膨れがひどく発生する場合があるので必ず行う必要があります。
・プライマー塗布
ウレタンとの密着をよくするための接着剤。ボンドのようなものです。ボンドのように、次に塗る防水材を密着しやすくする事と、小さなひび割れなどを補修する重要な作業です。
・入り隅をシーリング
入隅とは平場と立上りの境い目の所です。シーリング材で補強することによって、隅からの漏水を防ぎ、揺れや振動に対して影響を受けやすい部分を守ります。同時に建物の防水性や気密性を保つために、外壁や窓枠等の継ぎ目や隙間にも施工します。
・改修用ドレン設置
排水溝の一部を新しいものに付け替える作業です。排水溝の破損・詰まりなどによって、そこから雨漏りが起きないようにします。改修工事では排水溝全体の修繕はできないため、排水溝の先端部分を新たに取り付けます。そうすることによって防水効果が保たれます。
・ウレタン防水材を塗布(一層目)
ウレタン防水は液体で防水層を形成するので、下地の形状になじみやすく、継ぎ目のない防水層が出来上がります。そのため、複雑な場所でも問題なく施行することができ、防水工事では最も使用される工法になります。
・ウレタン防水材を塗布(二層目)
ウレタン防水は2回塗りをすることで、適正な塗膜厚を確保し、耐久性能を高めます。
・トップコート塗布
ウレタン防水材とは異なり、防水機能のない保護塗料です。日焼け止めに近い意味があります。
・トップライト廻りのシーリング
建物の防水性や気密性を保つために、窓枠の継ぎ目や隙間にも施工します。
・工事完了後
最後に
シーリング材とは?
建物には各種の継ぎ目やひび割れなどがあり、その部分から水が漏れたり、湿気が入ったりします。そういう欠陥が生じないよう、気密性・防水性能を保持させるために充填(じゅうてん)する材料になります。
またシーリング材には不定形(パテ、液状のもの)と定形(棒状、紐(ひも)状)のものがあります。素材や箇所によって使い分けます。
シーリング工事とは?
外壁のボードとボードのつなぎ目(隙間)をシーリング材で埋める工事です。また、サッシの金具と壁のつなぎ目、ガラスのはめ込み部などにも用いられます。シーリングをする目的は、つなぎ目から侵入する雨漏りを防ぐ「防水性」と地震などにより建物が揺れた際に伸縮性により建物を守る「耐震性」にあります。よって必要不可欠な工事になります。
補修時は?
シーリングは環境によって異なりますが、紫外線の影響を受け約5年を過ぎたあたりから劣化がはじまります。劣化が始まると、「防水性」や「耐震性」を徐々に失い、最終的には雨漏りや外壁のひび割れの原因になります。雨漏りや外壁のひび割れは建物全体の劣化速度を一気に加速させる要因となります。シーリング材は、コンクリートやタイルなどより寿命が短いので、早めに補修することが必要になります。
気になることがあれば、すぐに専門家に相談しましょう。
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