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外壁塗装の色別のイメージと選び方のポイントとは
外壁塗装において、色選びは家の見え方を決める重要なポイントの一つです。
外壁塗装の目的は外壁や家屋の劣化を防ぐことと、家の美観を保つことです。
「こんなはずじゃなかったのに・・・」と後悔してしまわないように、ここでは各色の持つ風合いやイメージ、色の選び方、組み合わせ方のコツなどを解説いたします。
知っておこう!色別のイメージや使われ方
外壁塗装の塗り替え時期の目安は約10年ほどです。
そのため、10年間はその色の家に住むという事を想定して選ぶ必要があります。
また、例えば白色であれば「清潔感」「涼しげ」など色にはそれぞれイメージがあります。
選ぶ色によって家の持つイメージは大きく変わってくるので、まずはそれぞれの色の持つ一般的なイメージや使われ方をしっかり把握しておきましょう。
暖色系
温かみのある色味をまとめて「暖色系」と呼びます。
暖色系は「温かみ」「柔らかさ」などふんわりとしたイメージを持つ色です。
・茶系色:落ち着きのある家の外観になります。明るい茶色であれば少しモダンテイストに、暗めの茶色であれば、格式の高い気品のあるイメージになります。
・白系色:清潔感のある家の外観になります。またどんな色とも合うため、色を分ける場合にはミスをすることが無く、失敗の少ない色です。
・ピンク系色:可愛らしいイメージの外観になります。薄いピンクを使うと温かみが、ピンクが濃くなればなるほど派手で目立つようになります。
・オレンジ系色:ベージュや薄い茶系の色よりも少しポップかつ、温かみのあるイメージになります。
・黄系色:ポップな可愛らしいイメージになります。ツートンカラーの1つなど、意外と使われることの多い色です。
・赤系色:原色であるため、非常にインパクトのあるイメージになります。少しワインレッドにすると北欧建築風のイメージに、茶系の赤色にするとレンガ調のようなレトロなイメージになります。
寒色系
暖色系に比べて温度を感じない色を「寒色系」と呼びます。
寒色系は「涼しさ」「爽やかさ」「落ち着き」などのイメージを持つ色です。
・黒系色:モダンで落ち着いたイメージになります。2色塗りのうちの1色として使われることが多い色です。基本的にどんな色にも合い、白同様失敗の少ない色と言えます。
・ベージュ系色:一番人気の色です。温かみと落ち着きを兼ね備えた色になります。濃い茶色などと組み合わせるとおしゃれです。
・緑系色:落ち着いたイメージになります。濃い緑にすると北欧建築風に、エメラルドグリーンにすると西洋風なイメージになります。
・青系色:爽やかなイメージになります。薄い青色であれば涼しげで爽やかな南国なイメージに、濃い青色にすると北欧建築風なイメージになります。
失敗しない!色選びの3つのポイント
外壁塗装は、塗れない部分もあったり、周りの家との調和なども気にする必要があります。
そのため、色選びの際には次の3つのポイントを抑えておくようにしましょう。
ポイント1:塗装できない部位の色と合っているか?
外壁塗装で塗装できる部分は限られています。
例えばドアや窓のサッシなどの色は基本的に変えることはできないので、これらの色と合う色を選ぶのがポイントです。
例えば窓のサッシの色が黒なのに外壁をピンク系の色にしてしまうと、ドアや窓のサッシなどが浮いてしまい大失敗してしまいます。
外壁のみで色を選ぶのではなく、塗装できない部分との調和を考えて選ぶのが失敗しない色選びのポイントになります。
ポイント2:周りとの調和は取れているか?
優先順位は低めですが、周りとの調和が取れているかどうかも色選びにおいて重要です。
例えば隣の家の色がベージュ系なのに、同じようなベージュ系の色にしてしまうと、同じようなイメージの家になってしまいますし、どぎつい赤系の色などにしてしまうと、目立ちすぎて仕方がありません。
このようにある程度周りとの調和を考えて色を選ぶのも、重要なポイントの1つです。
ポイント3:色は2色までに抑えよう!
色選びの際によく「3色以上はできないのか?」という声をお聞きしますが、3色以上で塗り分けてしまうと、仕上がりがごちゃっとしたまとまりのない外観になってしまいます。
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