外壁塗装はペットに影響ある?知っておくべき注意点とは?
自宅の外壁塗装を考えている人のなかには、ペットと生活を送る人もいるでしょう。しかしペットがいる建物で外壁塗装を行うと、ペットの身体に異変が出る恐れもあります。そこで外壁塗装がペットに与える影響・外壁塗装を行う時のペットとの過ごし方などを中心に紹介します。
外壁塗装がペットに与える影響
外壁塗装には揮発性有機化合物(VOC)と呼ばれる物質が含まれています。これは、塗料の「シンナー」に含まれる成分でペットに大ダメージを与える原因となります。ペットがシンナーの被害に遭った場合、下記のような症状が出るため気をつけてください。
・アレルギー反応
・エサを食べなくなる
・動きが止まる
・急に吐き出す
・真っすぐ歩けない etc
命を落とす危険もあるため注意が必要です。最近ではシンナーを使っていない塗料もありますが、塗料独特の臭いは多少残っています。
1、換気や温度も影響する
外壁塗装中は原則、換気やエアコンの使用はできません。外壁塗装時は換気口やエアコンの室外機などが養生テープやシートなどで覆われるからです。室内の空気の入れ替えや温度調整ができないため体調を崩すペットもいます。とくに、体温調整ができないペットだと体調を崩しやすいです。
2、ストレス
外壁塗装中にストレスを感じて体調を崩すペットもいます。ペットがストレスを感じる原因は、主に下記の通りです。
・外壁塗装中の作業員の出入り:作業員が自宅の中を出入りする姿が、ペットにとってストレスになる恐れがあります。ペットのなかには、作業員に対して泣きさけんだり危害を加えたりするケースもあるため要注意です。
・外壁塗装中の騒音:外壁塗装中の騒音もペットのストレスになります。騒音には、下記のパターンがあります。
・工事車の走行音作業員の大きな声
・足場を組んだり解体したりする音
・屋根の上を歩く音
とくに、足場を組んだり解体したりする音は室内に響きやすいです。外壁塗装工事をする箇所が多いほど、いろいろな場所で物音がします。
ペットに影響を与えずに外壁塗装を行うには?
外壁塗装中にペットが体調を崩さないようにするには、外壁塗装工事の現場からペットを離すことがベストです。もし、ペットと一緒に過ごせない時は下記の方法が効果的です。
・親戚・知人の家に預ける:費用をかけたくない場合は、親戚・知人の家に預けると良いでしょう。ただし、ペットを飼い慣れていない人に預けると、預かっている側・ペットともにストレスが貯まりやすい環境になります。ペットを飼い慣れた人に預けましょう。
・ペットホテルに預ける:多少費用がかかっても良い場合は、ペット専用のホテルに預ける手もあります。ペットの知識を持っているスタッフが多いです。施設によっては、ペットの散歩や食事サービスをするプランもあります。
なお、1泊あたりの料金は安い施設だと3,000円弱。高額な施設だと1万円前後かかります。しかし、ペットホテルのなかには非衛生的な空間でペットの保管をしている施設もあるため慎重なホテル選びが大事です。
塗料選びや外壁塗装を行う時期を変更するのも良い
外壁塗装の建物からペットを隔離できない場合は、ペットのことを考えて作られた塗料を使ったり、外壁塗装の時期をずらしたりする手もあります。化学物質がほとんど含まれていない塗料を使えばペットが危険にさらされるリスクが減ります。
また、春や秋などエアコンを使わなくても快適に室内で生活を送れる時期に外壁塗装を行えば、ペットが自身の体温調整をしやすくなって体調不良に陥る確率を減らせます。
ペットのいる家の外壁塗装は注意!
ペットが体調不良を起こさないように、外壁塗装を行う場合はペットを建物から遠ざけましょう。もし、ペットを建物外に出せない場合もペットホテルなどを活用すると対処できます。
外壁塗料でペットが体調不良を起こしたことで、高額な医療費が発生する恐れもあるためご注意ください。
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