外壁塗装の適切な塗り替え時期とタイミングとは

意外と知られていませんが、外壁塗装には、家を雨風や砂埃、紫外線などから守ってくれる大切な存在です。

もし仮に外壁塗装がなければ、家の寿命はうんと短くなってしまいます。

家を長持ちさせるために一番重要と言っても過言ではないのが外壁塗装なのです。

しかし、外壁塗装は定期的な塗り替えが必要不可欠です。

ここでは外壁塗装の塗り替えの時期やタイミングなどを外壁塗装の種類別で解説いたします。

外壁塗装の塗り替え時期はいつがベスト？

一般的に外壁塗装を塗り替える時期やタイミングの目安と言われているのが、10年です。

また、外壁塗装に使う塗料の種類によって次のように塗り替えに適切な時期が違います。

・アクリル塗料：4〜7年
・ウレタン塗料：6〜10年
・シリコン塗料：8〜15年
・ラジカル塗料：8〜15年
・フッ素塗料：15〜20年

塗り替え時期に幅があるのは、メーカーやグレードの違いによって差があるためです。

また、外壁塗装は雨や風、砂埃、酸性雨、紫外線など常に厳しい環境下に置かれているので、台風や大雨、地震など自然災害によって10年経たずに「ひび割れ」や「塗装の剥がれ」などが起きてしまう事もあります。

こういった目に見える外壁の異常が見られた時も塗り替えの時期と言えるでしょう。

この症状見られたら外壁塗装の塗り替え時期！

外壁塗装の異常は、長年家に住んでいても意外と気づかないものです。

また、異常の中には「ひび割れ」などに比べると目立ちにくく、素人目には分かりにくい症状であることもあります。

しかし、外壁塗装の異常だけであれば良いですが、目に見える異常がなかったので長年放置してしまい家自体に負荷に繋がってしまい、外壁材の取り替えやリフォームなど多額の補修費用がかかってしまうという事がよくあります。

次のような症状が外壁塗装に見られたら「そろそろ塗り替え時期」と言えるサインなので、ぜひ覚えておきましょう。

外壁塗装の汚れ

ちょっとした汚れでは目立ちませんが、外壁塗装は10年すると表面の汚れが目立つようになってきます。

こういった外壁塗装の汚れ具合が目立ってきたら、塗り替え時期のサインです。

外壁塗装のひび割れ

モルタル壁など塗装系の外壁塗装によく見られるのが「ひび割れ」です。

大小に限らず、こういったひび割れが発生している場合には、塗り替え、もしくは補修などが必要と言えます。

外壁塗装の膨れ

「膨れ」とはその名の通り、外壁塗装が一部だけ盛り上がる現象です。

こちらもひび割れと同様に目につきやすく、発生している場合には塗り替えや補修が必要になります。

外壁塗装の剥がれ

通常はあまり起きませんが、外壁塗装が剥がれてきてしまっている場合には、塗り替えや補修のタイミングと言えます。

一般的に塗料が適切でなかった事がこの「剥がれ」の大きな原因なので、今現在使っている塗料と同じものを塗っても再発する恐れがあります。

新しい外壁塗装の塗料の検討をするタイミングとも言えるでしょう。

外壁のサビ

金属系の外壁によくみられる異常です。

しかし、金属系以外の外壁にもサビが出て来る可能性は十分あるので、見つけたら塗り替えや補修を検討しましょう。

外壁のコケやカビ

外壁は常に雨ざらしの状態なので、10年もするとコケが生えてくる場合があります。

またこのコケを放置しておくと、カビに発展します。

よく緑色に変色した外壁を見ることがあると思いますが、これが見られた場合には塗り替えや補修を検討する時期と言えるでしょう。

チョーキング現象

チョーキング現象とは、外壁を触った時に手に白い粉がつく現象です。

これは塗料の防水効果が切れてしまっている時に発生する現象なので、外壁塗装としての役割を果たせていない証拠です。

これが見られた場合には、早急に外壁塗装を塗り替えた方が良いと言えるでしょう。

メンテナンス費用を抑えるためにも、早め早めの補修こそが大切！

外壁塗装は家を様々な自然現象や災害から守ってくれる心強い存在です。

しかし、「面倒だ」と10年以上塗り替えをせずに放置してしまうと、今度は家にダメージが及んでしまい、大規模補修が必要になってしまうケースが非常に多いです。

外壁塗装は病気と同じで、早め早めのメンテナンスが重要であり、メンテナンス費用も抑えることができます。

10年、もしくは外壁塗装にちょっとした異常が現れたら、まずは専門業者に外壁塗装の塗り替えが必要な時期かどうかを相談してみるのがベストです。