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外壁塗装の耐久性に最も関わる塗料!トップコートとは?
トップコートは外壁塗装で絶対に必要となるものです。しかし、トップコートには種類があるため選び方を覚えておくのも大事です。そこで、トップコートの概要を紹介しつつトップコートの主な種類・選び方について紹介します。
トップコートとは?どんな塗料?
トップコートとは、外壁塗装作業の「上塗り(中塗り)」で使う塗料のことです。上塗り・中塗りとは、下塗りした外壁の上から塗装することで、外壁塗装工事を行う時は必ず「下塗り」と「上塗り」は行われます。
つまり、トップコートを使わずに外壁塗装工事を行うことはないということです。下塗りのみで外壁塗装を完結させる工事業者は、悪質な業者ですのでご注意ください。
トップコートと外壁塗装の耐久性の関係
下塗りで使う塗料には耐久性はほとんどありません。トップコートを下塗り部の上から塗装して、下塗り部をトップコートで保護することではじめて耐久性は上がります。外壁塗装時に下塗りをした後にトップコートでコーティングした場合、最低5年前後は持ちます。
トップコートを塗らずに下塗りしただけの場合、外壁塗装後1年未満で塗った部分が劣化することもあるためトップコートは絶対不可欠なものだといえるのです。
保証年数もトップコートによる!
外壁塗装後の保証年数も、トップコートの種類で異なります。単純にいうと、トップコートの耐久性が低い場合は保証年数が短く、逆に耐久性が高い場合は保証年数が長くなるということです。
ちなみに補償元は外壁塗装工事をした業者の場合が多いですが、トップコートの塗料メーカーが保証書を発行する場合もあります。
また、万が一外壁塗装後に関するトラブルに見舞われても良いように、契約書欄の保証年数を確かめることも重要です。なぜなら、保証年数はメーカーや工事元によって違うからです。同じAと呼ばれるトップコートを使用しても、B業者では保証期間2年。C業者では保証期間3年となっているケースもあります。外壁塗装後に余計な出費が起こる確率を減らすためにも意識しましょう。
トップコートの塗料の種類
ここからは、トップコートの主な種類を紹介します。
・アクリル系:アクリル系のトップコートの耐久年数は「5~6年」程度と、この中では耐久性が最も短いです。耐久性は期待できませんが、塗料の単価も比較的安いです。
・シリコン系:シリコン系トップコートの耐久年数は「7~10年」程度です。アクリル系と比べると耐久年数は長いものの、フッ素系と比べると短いです。
・フッ素系:フッ素系トップコートの耐久年数は「15~20年」程度で、3つの中でも耐久年数は長いです。トップコートの塗り替え頻度は減りますが、その分塗料の単価も高いです。
トップコートの塗料の選び方
トップコートの塗料を選ぶコツも紹介します。
1、予算
トップコートで使用する塗料の種類で費用は変わります。トップコートで使う塗料の耐久性が良くなるにつれて1㎡あたりの塗料代も上がります。しかし、費用が安い塗料が良いとは言い切れません。
なぜなら耐久性が良い塗料を使った場合だと、外壁塗装工事の回数が減って工事費用を抑えられるからです。今後の外壁塗装回数で、各塗料のコスパの良さは変わります。どの塗料を使えば将来的に安い費用で済みそうか考えるのもお忘れなく。
2、外壁に合うトップコートを選ぶ
外壁や下塗り時に使用する塗料の種類で、外壁に最適なトップコートは変わります。トップコートによっては外壁を傷めたり、トップコートの色が建物と合わずに見栄えが悪くなったりする場合もあるため、トップコートは慎重に選びましょう。
3、トップコートの性質を理解してから選ぶ
トップコートの中で、どんなタイプの塗料が良いか決めることも重要です。「耐久性、防カビ・防水性の有無、外壁の質感」など、どの性質にこだわるかでトップコートの選び方は変わります。同じ素材のトップシートでも、メーカーごとで若干性質が異なるためご注意ください。
トップコートの塗料選びは重要!
トップコートを塗っても、塗料選びで外壁の出来栄えや持ちは変わります。値段の安さだけで選ぶと無駄な費用が発生する原因になるため、トップコートについて詳しい外壁塗装業者から詳しい説明を受けた方が良いです。トップコートの性質を理解したうえで、塗料を選びましょう。
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