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外壁塗装の色見本の種類と取り寄せ方について
外壁塗装の塗料の色を選ぶ際に使用されるのが色見本です。
色見本は数百種類の色があり、その中から好きな色を細かく選定できるという意味で便利ではありますが、少し注意しなければならない点もあります。
ここでは、色見本の種類や、色見本で選ぶ際の注意点などについて詳しく解説いたします。
色見本とは?
色見本とは、塗料の色が数百種類並んでいる冊子の事です。
外壁塗装は実際に塗ってみて色を確認することができない分、色を選ぶのになかなか苦労します。
そんな時に色見本があると色のイメージがしやすくなったり、色選びがしやすくなります。
また、色を家にあてがってみたりすることで大体の色味を事前にチェックできるため、外壁塗装において塗料の色を選ぶ際には、色見本が使われるのが一般的です。
色見本の種類は全部で3種類
色見本は発行元の違いや、色を塗ってある素材の違いなどによって大きく3種類に分けられます。
3種類それぞれ入手方法や、特徴などが違うため、用途や目的に応じて使い分けます。
日本塗料工業会の発行している色見本
一般社団法人日本塗料工業会という、塗装業者による業界団体が発行している日本全国共通の色見本です。
塗料の種類によって選べる色のバリエーションが変わってきたり、外壁材によっては適さない色や、色褪せやすい色なども存在します。
そのため、この色見本に掲載されているからと言って必ずしもその色の塗料が選べるとは限りません。
掲載されている色の種類は外壁塗装で使われる色味本の中で一番多いので、色にこだわりがある人におすすめです。
入手方法としては以下の方法があります。
・外壁塗装業者に依頼
・(社)日本塗料工業会の公式HPから直接購入する
各塗料メーカーの発行している色見本
日本全国の各塗装メーカーが独自で発行している塗料の種類別の色見本です。
日本塗料工業会の発行している色見本とは違い、実際に塗料として使える色のみが掲載されているのが特徴です。
外壁材によって使えない色や、劣化しやすい色などはありますが、掲載されている色であればほぼすべて選ぶことが可能です。
また、実際に塗料を塗り、実際に塗装した際の色と同等の色にしてある場合があるので、当然時間の経過とともに退色していきます。
色見本として使える期間が決まっているのも各塗料メーカーの発行している色見本の特徴です。
入手方法としては以下の方法があります。
・外壁塗装業者に依頼
・各メーカーから直接取り寄せる
実際の塗料を塗った色見本
細かい事を言えば、色見本と、実際に外壁に塗った際の色は若干違います。
そのため、まずは先ほどご紹介したような日本塗料工業会、または各塗料メーカーの発行する色見本から、色の目星をつけ、その色を色見本よりも大きな板に塗って送ってもらいます。
小さな色見本で確認するのと、大きな色見本で確認するのでは色の見え方に違いが出てきます。
このように目星をつけた色を改めて大きな色見本で確認することでより実際の外壁に塗った際の色のイメージに近づけることが可能になります。
入手方法としては以下の方法があります。
・外壁塗装業者に依頼
ただし、この大きな色見本を作成するためにお金がかかる場合もありますので、依頼する前にはきちんと確認しておきましょう。
色見本で色を選ぶ際の注意点
色見本と外壁塗装の色は目の錯覚などにより違うことがあり、実際に外壁に塗装してみると「えっ?こんな色だったの?」とトラブルに発展してしまうケースがあります。
そうならないためにも、次の2つのポイントを抑えて色を選ぶようにしましょう。
・ポイント1:大きい面積の方が実際よりも暗く見えるので、明るい色の場合は少し暗めの色を選ぶ。暗めの色の場合は少し明るめの色を選ぶ。
・ポイント2:太陽光に当たった際にどのように見えるのかを事前に確認する
・ポイント3:できる限り大きな板で、また可能であれば実際の外壁材の板に塗ってもらい確認する
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