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工事情報 | |
防水工事 | |
構造 | |
評価 | 5点満点中 4.5点 |
工事前
工事後
工事の特徴
■屋上防水工事 メッシュ工法
密着メッシュ工法とは、均一になりにくいウレタン防水塗膜に対してメッシュシートを用いて補強することで均一な施工を行う工法のこと。ウレタン防水密着工法ともいい、呼び方は現場によって様々。
下地が複雑な形状であったり勾配があり塗膜の厚さが不均一になりやすい場所が施工に適している場所。
このような場所でウレタン防水塗装を行う場合にメッシュシートを使用することで継ぎ目のないシームレスな仕上がりになる。
■5Fルーフバルコニー防水工事 通気緩衝工法
通気性能がある通気緩衝シートを下地に張り付け、その上に塗膜防水材を塗布することで形成される防水工法のこと。降雨などの上からの水分をシャットアウトするとともに、膨れの原因となる下地に含まれた蒸気化した水分を外部に脱気させる工法。
ここ20年ほどで普及してきた工法で、直接雨のかかる屋上やルーフバルコニーなど、また大面積での施工に適した工法。
防水材メーカー:株式会社ダイフレックス
工事の様子
- 劣化が激しい既存防水層を撤去する
- 高圧洗浄で素地の汚れを洗い流す
- コケ・藻・錆など汚れを取り除くことで下地がきれいになる。汚れをしっかり除去してあげることで、防水層自体の耐久性にも大きく関わってくる作業。
- 下地調整塗布(カチオンモルタル)
- 既存下地の不良部(ひび割れ・浮きなど)の補修をして凸凹をなくす。防水層を形成する工程上、下地の処理をしっかりと行うことが重要となる。
- プライマー塗布
- 下塗り塗料(素地に直接塗布する塗料)と防水塗料(ウレタン)との密着をよくするための接着剤のような役割がある。
- 入り隅部にシーリング充填
- 専用のヘラでシーリングを押さえながら平滑に整える。
- 屋上はメッシュ工法のため、メッシュシートを貼る。
- 【補強布】ガーゼのような網目状のシートで、防水層の強度を増す補強シート。
- メッシュシートを下地に張ることで、下地が衝撃や歪みで動いても上の防水層への影響を緩和させてひび割れを抑制する役割がある。また、塗膜防水内に補強布が入ることで強度を保ちウレタン塗膜防水が切れにくくなる。
- 5階バルコニーは通気緩衝工法のため、通気シートを貼る
- 下地に貼る通気シートです。防水層内の湿気は外に通しますが、外部側の湿気や水は通しません。
- 防水層に水分が浸入し、湿気となって出ようとした結果防水層が膨らみます。その膨れを防ぐために通気シートを貼り、内部の通気性をよくする。
- 通気シートの端部にメッシュシートを貼って、防水層の強度をさらに高める。
- 通気シートのジョイント部分などもしっかりと防水しないと雨漏りの原因となるため、端部にメッシュシートを貼って補強する。
- 入り隅部にシーリング充填
- 専用のヘラでシーリングを押さえながら平滑に整える。
- 立上りとは、施工面の平らな場所(平場)に対して、垂直に移行した垂直部分のこと。その垂直部分にメッシュシートを貼っていく。
- 防水工事をする際に立上りや平場と立上りのつなぎ目である入り隅部分もしっかりと防水しないと雨漏りの原因となるため、平場と同じようにメッシュシートを貼って防水層を補強する。
- ウレタン1層目塗布
- ウレタン塗料による防水を作る作業は、1層目と2層目の2回塗りでより強度な防水層を作ることができます。
- ウレタン2層目塗布
- 1層目が完全に乾いたら2層目を塗布します。2層目の塗布により、メーカーの推奨する必要な厚みになり、本来の力を発揮します。
- ウレタン防水は2回塗りをすることで、適正な塗膜厚を確保し、耐久性能を高めます。
- トップコート塗布
- こちらはウレタン防水材とは異なり、防水機能のない保護塗料。日焼け止めに近い意味がある。
- 防水層は外壁塗装に比べて日中ずっと太陽に当たっている。防水層は紫外線にとても弱いため、トップコートを塗布し保護する必要がある。
- 排水溝(ドレン)の一部を新しいものに付け替える作業。
- 排水溝の破損・詰まりなどによって、そこから雨漏りが起きる。改修工事では排水溝全体の修繕はできないため、排水溝の先端部分を新たに取り付ける。そうすることによって防水効果が保たれる。
- 脱気筒設置
- 脱気装置とは、防水層に湿気の逃げ道を作って膨れを防止するためのもの。
- 下地コンクリートは日常の雨・屋内の湿気・水分を含んでおり、昼夜の温暖差や太陽熱により水蒸気を発生させる。この水蒸気によって防水層が膨れ、耐久性が弱くなることで劣化を促進してしまい、雨漏りの原因となる。こういった防水層の膨らみを防止するのが脱気筒。水蒸気を逃がすことで、防水効果・建物の耐久性保持にも役立つ。
- 工事前
- 手摺シリコン塗装
- ケレンして、錆や汚れを落とす
- 錆止め塗料塗布
- シリコン塗料二回塗り
- 工事後
最後に
防水工事において、『高圧洗浄』を行う意味。
屋上の防水工事を実施する場合、保護コンクリートの表面や既存の防水層の表面はほとんどの場合汚れていて、ホコリやコケなどがこびり付いていたりします。
汚れをそのままの状態で上から防水層を形成しても、しっかりした施工はできません。
そのためには、まず最初に下地の高圧洗浄を行います。
高圧洗浄は、高圧洗浄機を使って水を噴射し、汚れを剥がし取る洗浄方法です。
洗浄を行わずに新たな防水層を作る工事を行うと密着が弱く数年後に剥がれたり、膨れがひどく発生する場合があるので必ず行う必要があります。
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