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外壁塗装の補助金と助成金の特徴と受け取り方を解説
一般的に外壁塗装は築15年で一度目の塗り替え、築30年で二度目の塗り替えが必要と言われています。
その際には、材料費や工事費により平均で約50万円ほどのお金がかかります。
50万円の出費となると、家計に大きな痛手となります。
今回はこの出費の負担をなんとか軽減するために「補助金・助成金の活用」について解説いたします。
外壁塗装で受けられる補助金・助成金とは?
住宅をリフォームする際には助成金が受けられることをご存知の方は多いとは思いますが、実は外壁塗装でも使える補助金と助成金があります。
補助金も助成金もどちらも返済不要なので受給条件に合う方は貰わない手はありません。
補助金
補助金は受け取りに際して審査があり、審査に通った方のみがお金を受け取ることができます。
誰でも受け取れる者ではありません。
後述する助成金よりも補助金の方が受給条件は厳しいので、受け取れる金額が少し高いというメリットがあります。
助成金
助成金は国や自治体が提示する条件を満たして入れば誰でも受け取ることができます。
誰でも受け取れるのが補助金との違いです。
提示される条件とは「塗料の種類(遮熱塗料や断熱塗料など)」や「業者」などで、その条件は自治体によって変わってきます。
外壁塗装の補助金・助成金を受けるには?
補助金や助成金をもらうには、まず提示された条件を満たさなければなりません。
そして、その上で有効な時期に申請をする必要があり、それら全体の手続きには時間がかかることが多くあります。
条件1:申請するタイミング
工事が始まってしまってからや、完成してしまってから申請しても受給することができません。
契約前・着工前に自治体へ補助金・助成金受給の旨、申請をする必要があります。
受給希望者が多数の場合は抽選にて受給者を決める場合もあります。
申請後に初めて工事を開始できます。
条件2:図面が必要なケースもある
申請する自治体にもよりますが、補助金・助成金を申請する際にリフォームする箇所の写真・平面図・立面図が必要となる場合があります。
写真は簡単に用意できますが、平面図と立面図は専門家に頼む必要があるのできちんと用意しましょう。
ちなみにそれらの値段はプロに頼むと大体一万円強かかります。
条件3:税金の滞納がないこと
地方自治体からの助成金は税金から拠出されていることが多く、税金を滞納している人は受給することができません。
自治体に貢献できない人にはお金は出さないということです。
条件4:工事内容自体に制限があるケースも!
塗装工事で、シリコンやウレタンのような一般的な塗料による塗装工事ではなく、地球環境に配慮した工事であれば補助金・助成金を出すという自治体もあります。
具体的にいうと、遮熱塗料や断熱塗料などによる塗装工事が地球環境に配慮しているといえます。
それらは電気や暖房の利用が少なくなるという点で地球に優しいとされています。
条件5:住宅が自治体内にあること
自治体に補助金・助成金をもらうにはその地域に住宅がないといけません。
その他にも、対象区域内に住民登録していることも必要です。
補助金・助成金の申請方法
申請の流れは以下のような流れで行われるのが一般的です。
1:着工前に申請をする
2:相談及び見積もりの取得、施工業者に相談して見積もりをもらいます。
3:補助金・助成金申請に必要な書類を揃えます。
4:補助金・助成金交付の決定
5:施工業者との契約
6:契約書の写し提出
7:工事の着工
8:工事完了届の提出
9:自治体による検査
10:補助金・助成金交付額の決定
11:請求書の提出
12:補助金・助成金の受け取り
補助金・助成金はどれくらいでおりる?
補助金・助成金がおりるまでの期間は申請者の状況などに応じてそれぞれ違います。
外壁塗装の補助金・助成金については国が管理していることもあり、申請に時間がかかる場合があります。
申請は余裕を持って行いましょう。
便利な補助金や助成金はぜひ活用しよう!
補助金・助成金をうまく利用すれば、金額的負担を大きく軽減することができます。
申請方法も基本的な条件や流れを知っておきさえすればそんなに難しいことはありません。
申請して損することは何もないので対象となる方は積極的に申請していくと良いでしょう。
また、業者の方から提案していただける場合もあります。
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