外壁塗装のはがれの原因と対処方法!業者の保証は効く?
外壁塗装をしても短期間で塗膜がはがれてきてしまう事があります。
ここでは、そんなはがれの原因と対処方法などについて詳しく解説いたします。
外壁塗装のはがれとは?
外壁塗装は、外壁材と塗料を密着させる役割の下塗り、そして塗膜を作る目的の上塗りを2回、計3回塗りが一般的です。
つまり外壁材、下塗りの塗料、上塗りの塗料がそれぞれ層状になって密着している状態なので、外壁塗装の工程の中でどこかに不具合があったりすると、上塗りの塗膜がめくれ、外壁材が見えてしまったりすることがあります。これを外壁塗装のはがれ現象と呼びます。
外壁塗装のはがれの原因
外壁塗装のはがれは次のように様々な原因によって引き起こされます。
原因1:下塗り不足
下塗りは外壁材と、上塗りの塗料を密着させる役割を持った外壁塗装の中でも重要な工程です。
この下塗り塗料の塗布量が不足していると、上塗り塗料がうまく密着できず、外壁塗装がはがれてしまいやすくなってしまいます。
原因2:外壁材自体の劣化
外壁材自体が劣化していると、下塗り塗料が外壁材に染み込んでしまうため、通常よりも多くの下塗り塗料を塗らなければ、下塗り塗料の密着性が発揮されません。
業者がこの外壁材の劣化を見落とし、通常と同じような塗布量で塗った場合、上塗り塗料がうまく密着せず外壁塗装のはがれの原因になってしまいます。
原因3:高圧洗浄不足
外壁材は日々雨風に晒されている状態なため、外壁塗装には汚れやカビ、コケなど様々なものが付着してしまいます。そういった外壁塗装に付着するものをきれいに除去してから下塗りを行わなければ、外壁材と下塗り塗料の間に不純物が混じってしまい、下塗り塗料自体がうまくのらない可能性があります。
そのため、下塗り前には必ず高圧洗浄機を使い、外壁塗装の不純物を一度全部取り除きます。この高圧洗浄は1日程度の時間をかけて入念に行われますが、これが不足していた場合には外壁塗装のはがれの原因となってきてしまいます。
原因4:乾燥不足
外壁塗装後は、塗料が完全に乾ききるまでに2〜3日乾燥させなければなりませ。この乾燥工程は塗料の塗膜をしっかり形成するために非常に重要になってきます。
この乾燥が不足すると、塗膜形成がうまく行われず、外壁塗装がはがれやすい状態になってしまいます。
外壁塗装のはがれが発生してしまったら?
外壁塗装のはがれが発生してしまったら、すぐに対処しなければ、その被害はどんどん拡大し、最終的には外壁塗装のやり直しになってしまいます。まずは外壁塗装後にはがれを発見したら、すぐに施工してくれた業者にその旨を問い合わせるようにしましょう。
取り合ってくれないようであれば、他の業者などに相談してみるのも良いと言えます。また、もしも外壁塗装のはがれが発生してしまった際に、業者側が無料で補修工事をしてくれる保証制度というものがあります。
保証制度は、外壁塗装業者が独自に行なっているものと、外壁塗装業者の組合などが行なっている第三者保証の2つがあります。外壁塗装のはがれが発生してしまってからでは遅いので、外壁塗装前に、「第三者保証に入れないかどうか?」を検討しておくようにしましょう。
外壁塗装の知識をしっかりつけてから外壁塗装に挑もう!
「外壁塗装のはがれが発生したのに業者が対応してくれない・・・」そんな事例がよくあります。そのため、もし費用が許すのであれば、業者が飛んでしまっても保証をしてくれる「第三者保証」に加入できる業者を選ぶのがおすすめです。
また、こういった保証制度も、外壁塗装についてある程度の知識を持っておかなければ気づくことができません。そのため、外壁塗装を行う前には、しっかりと外壁塗装に関する基礎知識をつけてから進めていくようにしましょう。
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