妊婦さんは注意!外壁塗装が妊婦さんへ与える影響と対策方法
外壁塗装工事をしている建物の中で過ごすと、体調不良を起こす場合があります。とくに、妊婦さんの場合は胎児にダメージを与える危険性もあるため、外壁塗装工事中の過ごし方は考えるべきです。
本記事では、外壁塗装と妊婦さんの体調の関係を中心に、身体のダメージを受けないための対策法を中心に紹介します。
外壁塗装は妊婦さんの体調に影響ある?
外壁塗装は、下記3つの観点で妊婦さんの体調に影響を与えることがあります。
1、外壁塗装の塗料
外壁塗装の塗料には、有害物質が含まれています。代表的な有害物質が「シンナー」です。シンナーを吸うと、めまい・頭痛・睡眠障害などを引き起こし、体調不良に陥る原因になります。
また、有害物質が体内で吸収されると胎児に届いてしまい、流産・早産につながる恐れもあるため注意が必要です。
2、工事の騒音
工事の騒音も妊婦がストレスを感じる原因になります。「足場の組み立て・解体」「外壁塗装時の音」「作業者が走行する音」など、いろいろな音の種類があります。
3、その他のストレス
作業員が室内を出入りしたり、建物を足場で囲まれたことによって感じる圧迫感などのストレスもあるため要注意。目に見えないことも、精神的に辛くなってストレスを感じる場合があります。
妊婦さんへの影響を最小限に止めるには?
ここでは、外壁塗装で妊婦さんへの影響を最小限に止めるための対策方法を紹介します。
1、他の場所へ住む
外壁塗装工事中に他の場所へ移り住むと、外壁塗装によって受ける身体へのダメージを防げます。一定期間の間、「実家に帰る」。もし実家へ帰れない場合は「ホテルやウィークリーマンションでの生活を送る」のも1つの方法です。
ちなみに、ウィークリーマンションは一部不動産会社で紹介してもらえます。家具家電が付いている物件も多く、生活を送りやすい環境となっているのもウィークリーマンションの特徴です。
2、マスクをする
マスクで身体への影響を抑える手もあります。メーカーによっては、外壁塗装などに含まれる有害物質の吸入を抑えるマスクも販売されています。
1枚当たり100円前後する高価なマスクもありますが、通常のマスクと比べると対策が施されているようです。ドラッグストアの他に、インターネット通販でもさまざまなマスクを取り扱っています。
3、塗料を変える
有害物質が少ない塗料を使って、外壁塗装をしてもらう方法もあります。代表例が「水性塗料」です。水性塗料にはシンナーが含まれていません。
油性塗料と比べてVOCと呼ばれる有害物質も少なく、ニオイもほとんどないです。その他に植物性樹脂をベースに製造されている「植物性塗料」も身体に優しい成分でできています。
水性塗料・植物性塗料に含まれる有害物質の量は油性塗料と比べると少ないですが、全く有害物質が含まれていないというわけではありません。有害物質が少ない塗料といえども、塗料が身体に付着すると身体にダメージを受ける原因になりますのでご注意ください。
4、コインランドリーで洗濯物を乾燥をする
外に洗濯物を干して塗料のニオイが付着しそうな場合は、コインランドリーで乾燥するのも1つの手です。コインランドリーでは、100~300円程度で乾燥機の使用ができます。もし、自宅付近にコインランドリーがない場合は、実家で洗濯物を干してもらう手もあります。
妊婦さんの存在は外壁塗装業者にきちんと伝えよう!
妊婦がいることを外壁塗装業者に伝えれば、塗装工事中に業者が気を遣ってくれるかもしれません。塗料を変えたり塗装工事中の音を抑えてくれたりなど、依頼者のことを考えて外壁塗装してもらえる可能性があります。
普段から遠慮がちな人も外壁塗装業者に妊婦の存在を伝えて、胎児に悪影響が出ないような外壁塗装工事をしてもらいましょう。
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