シーリングとは
サイディング壁 | ALC壁 | RC壁 |
主に外壁面のタイル・コンクリートなどの壁のつなぎ目の部分に打つ(注入・塗る)ゴム状の材料です。
つなぎ目を無くすと衝撃が全てに伝わりますが、つなぎ目を作ることにより、衝撃を和らげる(緩衝)効果があります。
また、つなぎ目からは雨漏りしやすくなりますが、そこにコーキング材を打つ事により雨漏りも防ぎます。
よく、お風呂場などでも使われます。
シーリングの耐久年数とは
一般的には、サイディング壁、ALC壁、RC壁にあるシーリングですが、高いお金を払っても耐久年数が10年未満のシーリング材が多いです。多いのは、2~5年程度の耐久年数です。
どんなに耐久年数が、15年・20年・25年と長い塗料を塗ったのに、シーリングの耐久年数が、塗料と同等レベルにない場合はシーリングから劣化が始まってしまいます。
※塗料に守られる分、10年でとはならないですが、塗料より先に劣化が始まるため、塗料の表面上にも問題が発生します。
※塗装をする場合、費用をおさえるために故意に耐久年数の短いものを打つこともあります。
注意
外壁塗装パックで50万円!などお得に見える塗装工事では、シーリングを行わない事が多いです。
また、対応しても耐久年数の5年未満の材料を使うことも多いです。
シーリング工事を行う場合はどの会社の材料でどのくらいの耐久年数があるかを必ず確認する必要があります。
弊社のシーリング材
弊社では、耐久年数が30年以上のオート科学工業株式会社のオートンイクシードをメインで使用しております。
大規模修繕・改修工事の周期を20年・25年にしたいなど、10年サイクルではなく可能な限り修繕時期を延ばしたい方にオススメです。
耐候性実験では、実際に日光と同等のものを当てる試験では、30年相当の実験でも、何の変化もおきません。
耐候性だけではなく、耐久性試験で、圧縮と拡大の繰り返しを計12000回(30年分相当)を繰り返しても、何の異常もございません。
※通常だと写真の右側のように以上が発生してしまいました。
結果として、耐久試験・耐候試験から、このシーリング材の期待耐久年数は30年と言えます。
このシーリング材は上から塗料を塗らなくてもこのような実験結果となっておりますが、上から塗料を塗った場合にはもっと耐久年数が延びます。
他のシーリング
そんな30年をもつようなシーリングではなく、安くすませたい!そんなお声にも対応できるように、従来通りサンスター技研㈱会社のペンギンシールも使用しております。
他にも、お客様の指定のシーリング材があれば工事に合わせて準備することも可能ですが、長い目でみたら、オートンイクシードでのシーリングをオススメします。
シーリング工事
シーリング工事は、まず古いシーリング材を撤去し、撤去した個所の清掃を行います。
ここでしっかりと古いシーリング材を撤去する事が大事です。
※ここでしっかり、古いシーリングを撤去する事が第1のポイントです。
その後、材料と塗る個所の相性に合わせた専用のボンドのようなものを塗ります。
その上から、ゴム状のシーリングを打ちます。
※ここでしっかりとした厚みをつける事が耐久年数を持たせる第2のポイントです。
最後に、しっかりと硬化時間(乾燥)させ、上から塗装を行います。
※上から塗装せずに完成の場合もあります。
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