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ソーラーパネル付き屋根の外壁塗装は可能?費用は高くなる?
ソーラーパネル付きの屋根塗装をする際に、そもそも塗装をすることができるのか、塗装する場合はどのような方法が良いのかなどについて悩んでいる方もいらっしゃるのではないかと思います。
ここでは、ソーラーパネル付きの屋根塗装が可能なのか、普通の屋根塗装との費用の違いは何か、少しでも屋根塗装費用を安くするにはどういう方法があるのかなどについて説明します。
ソーラーパネル付きの外壁塗装はそもそも可能?
ソーラーパネル付きの屋根塗装をする方法として、大きく次の2通りが考えられます。
一つは、ソーラーパネルを外さずに屋根塗装をする方法で、この場合はソーラーパネルにはビニールシートなどをかぶせて養生し、ソーラーパネルの下の屋根には塗装しません。これは、新築時にソーラーパネルを設置した場合で、ソーラーパネル下の屋根がほとんど紫外線にさらされていないため劣化が見られないようなときに採用できる方法です。
もう一つは、ソーラーパネルを一旦取り外して、屋根全体を塗り替えた後、ソーラーパネルの再取り付けを行う方法です。後付けでソーラーパネルを設置した場合の多くはこちらの方法になると思われます。
ソーラーパネル付き外壁塗装費用は高くなる?
前述の2つの方法のうち、後者は通常のソーラーパネルなしの場合に比べて、次のような費用が加算されますので、かなり高額の費用がかかります。
・ソーラーパネルを取り外す費用
・取り外した太陽光パネルを保管する費用
(自宅に置き場所がなく、トランクルームなどで保管する場合に必要となります)
・取り外したソーラーパネルを再取り付けする費用
・ソーラーパネルの専用架台や設置金具などの交換取り付け費用
少しでも外壁塗装費用を安くするコツ!
前述のように、ソーラーパネルの脱着を伴う場合には屋根塗装費用が高額になりますが、「分離発注」という方法を用いれば、費用を安くすることが可能です。
分離発注とは、施主が各専門分野の工事会社に別々に工事を発注する方式のことで、一般的に次のようなメリットがあります。
・ハウスメーカーや工務店などを通さずに直接専門工事会社と契約するため、仲介費用が発生せず安い工事費用で依頼できる。
・各専門分野の知識や経験が豊富であるため、施主の建物の状況に応じた適切な工事方法を提案してもらえる。
・万一不具合や災害事故などが発生した場合に、直接工事会社に連絡ができるので迅速な応対が期待できる。
今回のようなソーラーパネル付きの屋根塗装の場合は、ソーラーパネルに関する工事(ソーラーパネルの脱着費用、ソーラーパネルの保管費用、ソーラーパネルの専用架台や設置金具などの交換取り付け費用など)を専門業者に発注し、屋根塗装は屋根塗装業者に発注することになります。
ソーラーパネルをつける前にしっかり検討しておこう!
一般的に、屋根は新築後およそ10数年で屋根塗装が必要となります。これは、新築時にソーラーパネルを設置する場合も、後付けでソーラーパネルを設置する場合も同様です。
後付けでソーラーパネルを設置する場合は、新築後何年経っているのか、実際に屋根の劣化状態はどうかなどによって、同時に屋根塗装を行った方が良いこともありますし、場合によっては屋根材の葺き替えなどのリフォームを行ったほうが良いケースもあります。
ただし、ソーラーパネルの設置業者は屋根塗装や屋根のリフォームには関心はなく、ソーラーパネルの販売のみを目的としていますので、これらについて説明やアドバイスをしてくれることはありません。
従って、ソーラーパネルの設置を考えていらっしゃる場合は、専門業者に屋根や屋根裏の状態についての現地調査を依頼して、その結果に基づいて十分な事前検討を行うことが重要となります。
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