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外壁塗装の色分けの塗り方の種類とポイント
外壁塗装では2色塗りと言って、家を異なる2色で塗り分けることが可能です。
しかし2色を使う以上色の組み合わせなどで失敗して後悔してしまうケースもあります。
ここでは、そんな外壁塗装の色分けで失敗しないために知っておくべき色分けのポイントについて詳しく解説いたします。
外壁塗装の色分けの種類
外壁塗装を2色で塗り分ける場合、どこで塗り分けるかによって実に様々な塗り分けが可能です。
一般的に多く行われている色分けの方法が次の3種類です。
・上下で塗り分ける
・左右で塗り分ける
・ベランダなど出っ張り部分とそうでない部分で塗り分ける
また、他にもある一面だけ違う色にしたり、レンガ調に塗り分けたり、要望に応じて個性的な塗り分けをすることも可能です。
上下での色分けの特徴
上下での色分けは、一番一般的な色分けのやり方であり、一階部分と二階部分を塗り分けることがほとんどです。
例えば一階部分を濃い目の茶、二階部分を薄いベージュにするなど、濃い目の色と明るめの色で色分けをするケースがほとんどです。
濃い目の色を使っているので、レトロ、モダン、重厚感といったイメージを家の外観に持たせることができます。
また一階部分に濃い目の色を、二階部分に明るめの色を持ってくることで、家を大きく見せる効果など、目の錯覚を使って家をよりよく見せることができます。
左右での色分けの特徴
左右での色分けもよく行われます。
ベランダの出っ張りの端、窓サッシの端、玄関の端など切りの良い箇所で左右に塗り分けることが多いです。
また、家のベランダ部分の端から右は茶色で、左はベージュのように、上下の塗り分けと同様に、濃い目の色と明るめの色で色分けをするケースがほとんどです。
左右で色分けをすると、線が縦に細くなるので、スタイリッシュなイメージを外観に持たせることができます。
出っ張り部分の色分けの特徴
外壁は明るめのベージュで、2階のベランダの外壁のみ濃い茶色など家の出っ張り部分のみを色分けするケースもあります。
部分的な塗り分けになるので、塗り分けた部分が目立ち、立体的なイメージを外観に持たせることができます。
また、個性的でおしゃれな色合いになります。
外壁塗装の色分けのポイント
外壁塗装を2色で塗り分ける場合、色の組み合わせが重要になってきます。
例えば極端に言えば、1階部分を赤で、2階部分を青で塗ってしまうと、調和がとれずごちゃっとした外観になってしまいます。
このように色分けの際には特に色の組み合わせで失敗するケースが多いです。
外壁塗装で失敗しないためにも、次のポイントに注意して色を選ぶようにしましょう。
ポイント1:同系色で2色を選ぶ
先ほどもご紹介した通り、色分けで失敗しづらい色の組み合わせが「同系色での2色」です。
例えば、茶系で1階部分は濃い目の茶色、2階部分は明るめの茶色など、同系色の2色で、明るめと濃い目で組み合わせると大体合います。
失敗したくないという方は、ぜひ同系色で2色を選びましょう。
ポイント2:異なる色の場合にはセパレーションカラーを活用する
同系色じゃ物足りないと感じる方もいらっしゃると思います。
そんな時には「セパレーションカラー」と言って、色と色の境目の部分に違う色(例えば黒などどちらにも合う色が無難)の線を入れて、色の境目をぼかすという方法がおすすめです。
限度はありますが、このセパレーションカラーを入れることで、普通では合わない色であっても上手くなじませて見せてくれる効果があります。
ポイント3:3色以上は使わない
基本的に3色以上の組み合わせで色分けをすると、ごちゃっとしたまとまりのない外観になってしまいます。
また、意識せずとも非常に個性的な外観になってしまうので、目立ちます。
そのため外壁塗装を色分けする場合には、基本的に3色以上を使わないというのが失敗しないためのポイントです。
色の組み合わせを選ぶ前には必ずシミュレーションをしよう!
色の組み合わせによって家の見え方は大きく変わります。
また頭で思っている組合せと実際に塗った時の組合せのイメージはずれるのが当たり前です。
今現在は色の組み合わせを選ぶ術の一つとして、色を写真や3Dデータ上で塗り分けて確認することができるので、色選びの際には必ずこのカラーシミュレーションを行うようにしましょう。
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